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Rolandがアナログ/デジタルを融合させたクロスオーバーシンセのフラッグシップ JD-XA を正式発表

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Roland がアナログ/デジタルを融合させた新世代のクロスオーバーシンセサイザー JD-XA を正式発表していました。

2015年6月発売予定で、市場価格は Rock oN Company の Musikmesse レポート記事によると27万円前後になるとのこと。



今年2月の NAMM SHOW で参考出品としてお披露目され注目を集め、先日からフランクフルトで開催されている Musikmesse で正式に発表されました。

主な特徴

  • アナログとデジタル両方のサウンドエンジンを搭載
  • 同時発音数: アナログ 1音×4パート(Poly Stack時4音×1)、デジタル 64音
  • パート数: アナログ 4パート、デジタル 4パート
  • プログラムメモリー数: インターナル 256、USB 外部メモリー256
  • ディスクリート回路によるアナログシンセエンジン
    (2OSC+1AUX、1Filter、1AMP、2Pitch ENV、1Filter ENV、1AMP ENV、2LFO、1MOD LFO)
  • SuperNATURAL (Integra-7 互換)のデジタルシンセエンジン
    (3パーシャル × [3OSC、3Filter、3AMP、各 ENV、各 LFO])
  • アナログフィルターは4ポール、ラダー、マルチモードの3タイプを搭載
  • クロス MOD、リング MOD 、オシレーターシンクの同時使用が可能
  • 超高速/超低速に対応するウルトラワイドバンドの LFO
  • アナログシンセならではの鋭いアタック音を実現するエンベロープ
  • デジタルサウンドをアナログフィルターで加工可能なルーティング機能
  • 各パート対応の MFX を1系統、パフォーマンス対応の TFX を2系統
  • マスター出力用のリバーブ、ディレイ、EQ を搭載
  • サウンドライブラリーサイト Axial で追加音色をダウンロード可能
  • 内蔵音源8パートと外部音源8パートが制御可能なパターンシーケンサー
  • USB、MIDI 端子に加え、CV/GATE アウト端子を2系統装備
  • ボコーダー機能と音声入力でサウンドを変調可能なマイクインプット
  • パターンシーケンサー: 16トラック (プログラム毎、SMF インポート対応)
  • アルペジオプリセット: 64 パターン (プログラム毎に保存)
  • ディスプレイパネル: 16 文字 × 2 行 LCD
  • ヘッドフォン出力端子 (ステレオ標準タイプ)
  • メイン出力端子 L/MONO、R (TRS 標準タイプ)
  • アナログドライ出力端子 (モナラル標準タイプ)
  • クリック出力端子 (ステレオ標準タイプ)
  • マイク入力端子 (XLR/TRS コンボタイプ/バランス)
  • CV/GATE 出力端子×2系統 (ミニジャック、Oct/V対応、+5V)
  • フットペダル入力端子 (CTRL 1、CTRL 3、HOLD)
  • MIDI IN 端子×1、MIDI OUT 端子×1
  • USB 2.0 type B 端子 (Hi-Speed Audio/MIDI 対応)
  • USB メモリー用端子 (type A)
  • 電源用 DC IN 端子 (AC 電源アダプター専用)
  • サイズ:(W)899mm × (D)388mm × (H)111mm、質量 6.5kg



 先にリリースされたミニシンセ XD-Xi と同じく、ディスクリート回路のアナログエンジンと SuperNATURAL デジタルエンジンの両方を搭載しています。

 JD-Xi のアナログシンセは1パートでしたが、JD-XA では新たに開発された4パート構成となっています。 モノフォニック×4パート、もしくは Poly Stack 機能で4和音のポリフォニックとしても使用が可能。
 オシレーターからフィルター、アンプをすべてをアナログ回路で構成し、デジタル処理を通さずに直接音声出力できるドライアウト端子も装備。

 デジタルパートのほうは最大64和音で4パート構成で、SuperNATURAL サウンドエンジンを採用し、リアルな PCM サウンドやお馴染みの SuperSaw など多彩なサウンドをカバー。



 アナログフィルターは、クラシックな 4 ポールタイプ、トランジスターラダータイプ、マルチモードタイプの3種類のフィルターから選択可能。マルチモードは LPF、HPF、BPF のフィルター特性を併せ持った複合フィルターで複雑な音色変化を実現しています。
 さらにデジタル側で作ったソースをルーティングして、アナログ側のフィルターで加工することも可能になっています。

 エフェクトはデジタルタイプで、各パートに全67種類のエフェクトが選択できる MFX を1系統とパート EQ を装備、パフォーマンスとマスター用として TFX を2系統装備、さらにマスターセクションには独立したリバーブ、ディレイ、マスター EQ を装備しています。

 パターンシーケンサーは、リアルタイム入力とステップ入力に対応した16パート構成で、内蔵音源8パートに加え外部音源8パートのコントロールが可能。

 外部コントロール端子として、MIDI OUT 端子、USB 端子のほか、2系統の CV/GATE 出力端子、クロック端子を搭載しています。

公式デモ




このクラスのシンセは気軽に買えるものではありませんが、久しぶりに欲しくなりました。

Roland の技術の底力を見せつける渾身の一撃と言いうか、まさにフラッグシップに相応しいスペックで、ここ数年盛り上がりを見せるアナログニーズに見事に合致した、今の時代を代表するシンセと言えるかもしれません。

サウンドスペックについては文句のつけようがないのですが、パネルの LED バックライトは、レッド以外にブルー、オレンジ、ホワイトなんかも選択できたらよかったのに…(もしかしたら設定で変更出来たりするのかも)

[関連サイト]
 Roland
 Roland JD-XA


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  • 出版社/メーカー: Roland(ローランド)
  • メディア: エレクトロニクス


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