Roland が AIRA シリーズの新製品として、モジュラータイプのシンセサイザーとエフェクター AIRA Modular を発表していました。
今回発表されたのはモジュラータイプのシンセ、エフェクター合計10機種
プラグアウト・シンセサイザー SYSTEM-1 の音源モジュール版としての役割だけでなく、セミモジュラーシンセとしても活用できる19個のパッチング用 CV/GATE 端子を装備しています。
ボディはテーブルトップとして設置が可能なほか、ユーロラックと19インチラックにもマウントが可能。電源は AC アダプターのほかユーロラック電源にも対応。
SYSTEM-1 と同じく、プラグアウト機能で、SH-101、SH-2、PROMARS のソフトシンセも利用可能です。
また、SYSTEM-1 にはなかった CV/GATE 端子を使うことで、外部ソースをソフトシンセの(各機種の特性を生かした状態の)各セクションで加工や制御することも可能になります。
CV/GATE 端子以外の基本機能は SYSTEM-1 と同等で、6種類の波形、クロスモジュレーション、リングモジュレーション、シンク、カラーコントロールを備えたオシレーターセクション、独立したハイパスフィルターを備えた-12dB/-24dB のフィルターセクション、ディレイ、リバーブ、クラッシャーなどの内蔵エフェクト、テンポ同期可能な LFO とディレイ、24bit/96kHz 対応のオーディオインターフェイスと MIDI インターフェイス機能を搭載。
テーブルトップ利用もしくは 21HP のユーロラックにマウント可能で、AC アダプターまたはユーロラック電源で対応しています。
固有の効果以外の機能は共通で、1600万段階以上の解像度を備えた24ビットのコントローラー、デュアル・モノ/ステレオに対応した各2系統の入出力端子、24ibt/96kHz オーディオインターフェイス機能などを搭載。
ファブリック製のパッチケーブルが付属します。
さらにメインのエフェクト機能以外にも、内部に15種類のバーチャル・サブモジュール(LFO、ADSR、NOISE、SAMPLE & HOLD、RING MOD、FILTER 6dB、FILTER 12dB、TONE、AMP、MIXER、STEREO MIXER、CURVE CONV、GATE DIVIDER、TRIG TO CV DELAY TIME、MIDI CLOCK TO GATE) を内蔵。
サブモジュールは今後も無料アップデートで機能追加が予定されています。
Mac/PC/iOS/Android のデバイスからエディターアプリを使って、サブモジュールも含めたパラメーターの編集を行うことができるようになるとのことです。
BITRAZER はビットレート/サンプルレートのクラッシュエフェクターで、サンプルレート、ビットデプス、フィルターなどのパラメーターを CV/GATEでコントロール可能です。
DEMORA はハイレゾリューションな高機能ディレイで、20μ秒~10秒までの幅広いレンジでディレイタイムの設定が可能なほか、ディレイタイム、フィードバック、ワイズなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。
SCOOPER はスキャッター機能を備えたルーパーで、スキャッターデプス/タイプ、ピッチ、フィルターなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。
TORCIDO は Roland のディストーションテクノロジーを惜しみなく投入した高品質なディストーションで、歪みの量、トーンなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。
まだ詳細は発表されていませんが、往年の SYSTEM-700、SYSTEM-100m をベースに最新技術を投入して開発中のアナログシンセモジュール SYSTEM-500 のリリースが今夏予定されています。
公開された画像には、512 VCO、521 VCF、530 VCA、540 ENV/LFO、572 PHASE/DELAY/LFO/GATE DELAY と記されたモジュールが確認でき、パネルの下にはユーロラックモジュールなどをリリースしている Malekko Heavy Industry 社のロゴが入っていることから、両社の共同開発ではないかと思われます。
こちらは AIRA シリーズの ACBテクノロジーを採用したものではなく、フルアナログのシステムになるようです。
AIRA シリーズに欠けていた最後のピースが埋まった?
中身は最新のデジタルテクノロジーでありながら CV/GATE 端子を備えて、アナログシステムにもシームレスに接続できる拡張性と柔軟性は素晴らしいですね。
ここ数年世界的に盛り上がりを見せているモジュラーシンセのシーンがさらに熱くなること間違いなし?
[関連サイト]
Roland
Roland - AIRA
Roalnd - AIRA Modular
Malekko Heavy Industry
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今回発表されたのはモジュラータイプのシンセ、エフェクター合計10機種
- SYSTEM-1m : SYSTEM-1 の音源モジュール版
19個の CV/GATE 端子を追加搭載したセミモジュラーシンセ
2015年5月発売予定、市場予想価格 8万円前後 - AIRA Effects : ユーロラック規格のデジタルエフェクター 4種類
2015年6月発売予定、市場予想価格 各5万円前後
- SYSTEM-500 : ユーロラック規格のアナログシンセモジュール5種類
2015年夏発売予定、市場予想価格 各5万円前後
- 512 : VCO モジュール
- 521 : VCF モジュール
- 530 : VCA モジュール
- 540 : ENV/LFO モジュール
- 572 : PHASE/DELAY/LFO/GATE DELAY モジュール
SYSTEM-1m
プラグアウト・シンセサイザー SYSTEM-1 の音源モジュール版としての役割だけでなく、セミモジュラーシンセとしても活用できる19個のパッチング用 CV/GATE 端子を装備しています。
ボディはテーブルトップとして設置が可能なほか、ユーロラックと19インチラックにもマウントが可能。電源は AC アダプターのほかユーロラック電源にも対応。
SYSTEM-1 と同じく、プラグアウト機能で、SH-101、SH-2、PROMARS のソフトシンセも利用可能です。
また、SYSTEM-1 にはなかった CV/GATE 端子を使うことで、外部ソースをソフトシンセの(各機種の特性を生かした状態の)各セクションで加工や制御することも可能になります。
CV/GATE 端子以外の基本機能は SYSTEM-1 と同等で、6種類の波形、クロスモジュレーション、リングモジュレーション、シンク、カラーコントロールを備えたオシレーターセクション、独立したハイパスフィルターを備えた-12dB/-24dB のフィルターセクション、ディレイ、リバーブ、クラッシャーなどの内蔵エフェクト、テンポ同期可能な LFO とディレイ、24bit/96kHz 対応のオーディオインターフェイスと MIDI インターフェイス機能を搭載。
AIRA Effects
BITRAZER、DEMORA、SCOOPER、TORCIDO と名付けられた4つのデジタルエフェクターがラインナップされています。テーブルトップ利用もしくは 21HP のユーロラックにマウント可能で、AC アダプターまたはユーロラック電源で対応しています。
固有の効果以外の機能は共通で、1600万段階以上の解像度を備えた24ビットのコントローラー、デュアル・モノ/ステレオに対応した各2系統の入出力端子、24ibt/96kHz オーディオインターフェイス機能などを搭載。
ファブリック製のパッチケーブルが付属します。
さらにメインのエフェクト機能以外にも、内部に15種類のバーチャル・サブモジュール(LFO、ADSR、NOISE、SAMPLE & HOLD、RING MOD、FILTER 6dB、FILTER 12dB、TONE、AMP、MIXER、STEREO MIXER、CURVE CONV、GATE DIVIDER、TRIG TO CV DELAY TIME、MIDI CLOCK TO GATE) を内蔵。
サブモジュールは今後も無料アップデートで機能追加が予定されています。
Mac/PC/iOS/Android のデバイスからエディターアプリを使って、サブモジュールも含めたパラメーターの編集を行うことができるようになるとのことです。
BITRAZER はビットレート/サンプルレートのクラッシュエフェクターで、サンプルレート、ビットデプス、フィルターなどのパラメーターを CV/GATEでコントロール可能です。
DEMORA はハイレゾリューションな高機能ディレイで、20μ秒~10秒までの幅広いレンジでディレイタイムの設定が可能なほか、ディレイタイム、フィードバック、ワイズなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。
SCOOPER はスキャッター機能を備えたルーパーで、スキャッターデプス/タイプ、ピッチ、フィルターなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。
TORCIDO は Roland のディストーションテクノロジーを惜しみなく投入した高品質なディストーションで、歪みの量、トーンなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。
SYSTEM-500
まだ詳細は発表されていませんが、往年の SYSTEM-700、SYSTEM-100m をベースに最新技術を投入して開発中のアナログシンセモジュール SYSTEM-500 のリリースが今夏予定されています。
公開された画像には、512 VCO、521 VCF、530 VCA、540 ENV/LFO、572 PHASE/DELAY/LFO/GATE DELAY と記されたモジュールが確認でき、パネルの下にはユーロラックモジュールなどをリリースしている Malekko Heavy Industry 社のロゴが入っていることから、両社の共同開発ではないかと思われます。
こちらは AIRA シリーズの ACBテクノロジーを採用したものではなく、フルアナログのシステムになるようです。
公式デモ
AIRA シリーズに欠けていた最後のピースが埋まった?
中身は最新のデジタルテクノロジーでありながら CV/GATE 端子を備えて、アナログシステムにもシームレスに接続できる拡張性と柔軟性は素晴らしいですね。
ここ数年世界的に盛り上がりを見せているモジュラーシンセのシーンがさらに熱くなること間違いなし?
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