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8人でプレイするガムラン・ピンボール Gamelan Wizard

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オーストラリアのパフォーマー・アーティスト Lucas Abela が制作した8人でプレイできるガムラン・ピンボールのインタラクティブ・インスタレーション Gamelan Wizard を紹介。



 キャビネット全体はインドネシアのジャワ島の王宮などに見られる八角形の建築物プンドポ (Pendopo) を模したもので、プレイフィールドも八角形になっていて8人で同時に遊ぶことができます。

 ボタンを押してフリッパーを動かすのは普通のピンボールと同じで、プランジャーはフリッパーの下(本来はアウトホールがあるところ)に付いています。

 フィールド中央に9個のボナン、周囲には16個のグンデル(もしくはスルントゥム?)が配置されています。

 通常のガムランでのグンデルは鉄琴のように台座に並べて置かれて、その下に共鳴のための竹筒が設置されていますが、同じようにこのグンデルの下にも穴が開けられて竹筒が格納されているのが見えます。(ボナンの下にも穴が開けられているのかどうは未確認)



考案者: Lucas Abela
協力: Wukir Suryadi and Rully Shabara
プンドポ、彫刻、ガムラン: Wibowo
サポート: Australia Council of the Arts, Asialink & DFAT



Gamelan Wizard というタイトルは The Who の Pinball Wizard をもじったもの?

[関連サイト]
 Gamelan Wizard


≪ジャワ≫ジャワの宮廷ガムラン1

≪ジャワ≫ジャワの宮廷ガムラン1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: CD
ジャワ ジャワの宮廷ガムラン2-スラカルタのイスタナ・ヌガラン王宮にて

ジャワ ジャワの宮廷ガムラン2-スラカルタのイスタナ・ヌガラン王宮にて

  • アーティスト: 民族音楽
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: CD
≪ジャワ≫ジャワの宮廷ガムラン3~ジョクジャカルタ宮廷にて

≪ジャワ≫ジャワの宮廷ガムラン3~ジョクジャカルタ宮廷にて

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: CD


SXSW 2015でドラムマシン Roland TR-808のドキュメンタリー映画「808 The Movie」を初披露

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今月の13日~22日まで米国テキサス州オースティンで開催される音楽・映像・インタラクティブの統合イベント SXSW (South by Southwest) で、Alexander Dunn 監督の Roland TR-808 ドキュメンタリー 808 The Movie が初披露されるようです。


 上映日時: 2015年3月13日 15:45~17:31 (現地時間)
 上映会場: Alamo Lamar C (Alamo Drafthouse South Lamar, 1120 S Lamar Blvd)

 詳しくは SXSW イベントスケジュールページ参照↓




 本編には Arthur Baker、Pharrell、David Guetta、Phil Collins、Lil Jon、Afrika Bambaataa、Norman Cook (Fatboy Slim)、Rick Rubin、Diplo、Goldie など錚々たる面々が登場。

 Produced by You Know Films in association with Atlantic Films
 Directed by Alexander Dunn
 Executive Producer: Alex Noyer
 Producers: Alex Noyer, Craig Kallman & Alexander Dunn
 Producer & Co-Executive Producer Arthur Baker for Re-Covered Content Ltd
 Written by Alexander Dunn & Luke Bainbridge




ん?前にも似たような記事を書いたようなと思ってチェックしてみたら…


という記事を3年ほど前に書いてました。
2013年公開予定だったものがようやく今完成したということなのですね。

[関連サイト]
 SXSW
 808 The Movie


ROLAND TR-808 リズムマシン (premium vintage)

ROLAND TR-808 リズムマシン (premium vintage)

  • 出版社/メーカー:
  • メディア:

Web Audio対応ブラウザで動くReBirth風3トラックアシッドボックス Errozero Acid Machine

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Web Audio 対応ブラウザで動く ReBirth RB-338 風のアシッドマシン Errozero Acid Machine Beta を紹介。

Web Audio API に対応した Chrome、Safari、Firefox なとで実行してください。
iOS の mobile Safari は Web Audio API に制限があるため動きません。
Internet Explorer は Web Audio に対応していないので動きません。



 TB-303 風ベースシンセ×2、TR-909 風ドラムマシン×1の3トラック構成で、それぞれ16ステップ×8パターンのステップシーケンサーでフレーズを打ち込んで再生できます。




 ベースシンセは、ノコギリ波/矩形波の波形選択のほか、チューニング、カットオフ、レゾナンス、エンベロープモジュレーション、ディケイ、アクセントのパラメータが変更でき、エフェクターとしてディストーションとディレイが付いています(パラメータは変更不可)。

 右側の UP/DOWN ボタンでステップを切り替えて、ノート、アクセント、スライド(TB-303 でのグライド効果)などのボタンでトリガーを指定します。

 左側のランダマイズボタンで、ノート、スライド、アクセントがランダムに配置されたフレーズが生成されます。



 ドラムマシンは、キック、スネア、ロータム、ミッドタム、ハイタム、リムショット/ハンドクラップ、クローズ/オープンハイハット、ライド/クラッシュシンバルの計11音色のパート構成になっています。
 右側6パートは2つずつセットになってますが、排他ではなく同時使用可能です。

 各パートボタンでステップシーケンスを切り替えて、16ステップの中からトリガーするステップを指定します。


シンセエンジン部分は Web Audio API を利用したオリジナルのソフトシンセで、ドラムマシンは各パートごとにサンプルの mp3 を用意して発音しているようです。
エフェクトのエンジン部分は tuna.js が使用されています。

UI 関連は jQuery 2.x & jQuery UI にサークルノブの部分はプラグインで jQuery Knob が使用されています。

音やグライドもちゃんと TB-303っぽくてなかなかよくできてますね。素晴らしい。
ベータ版のようなので今後機能が増えていくのかもしれません。

[関連サイト]
 Acid Machine
 Errozero
 jQuery
 jQuery UI
 tuna.js

Roland AIRA SYSTEM-1 用 PLUG-OUT ソフトシンセ第三弾はPROMARS

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RolandAIRA シリーズのシンセサイザー SYSTEM-1 用の PLUG-OUT 対応ソフトシンセ第二弾として PROMARS PLUG-OUT Software Synthesizer を発表していました。

すでに公式ストアでは発売中で、市場予想価格は通常版が15,120円(税込)、SYSTEM-1 ユーザー向けには優待版(9,720円)が用意されています。
他店舗では2015年3月14日発売予定となっています。


ノーマルパネルモード

 モデルになったオリジナルの PROMARS Compuphonic (MRS-2) は1979年に Roland が発売したモノフォニック・シンセサイザーで、デチューン可能な2基のオシレーターと2基のサブオシレーターを搭載し、分厚いベースやリードサウンドを得意としていました。

 10個のプリセット音色ボタンに加えて、当時としてはまだこのクラスでは珍しかった8個のユーザー音色メモリボタンを搭載していました。

 外部制御端子としては CV-GATE IN/OUT 端子のほか、ベンドを外部から電圧(CV)でコントロールできる BEND CONT IN 端子が装備されていました。


オリジナル Roland PROMARS Compuphonic MRS-2

 PROMARS PLUG-OUT では、PROMARS のアナログ回路設計に起因するパラメーターの相互作用を ACB で精密に演算、独特の分厚い倍音構成やピッチの揺らぎが忠実に再現されています。

 Windows 7 以降の VST 3.6 (32bit/64bit)、OS X 10.8.5(Mountain Lion) 以降の AU/VST 3.6 (32bit/64bit) に対応、SYSTEM-1 がなくても単体の AU/VST ソフトシンセ・プラグインとしても動作します。 (体験版も用意されています)

 同シリーズの SH-101 PLUG-OUT、SH-2 PLUG-OUT と同様に、SYSTEM-1 と PC/Mac を USB ケーブルで接続することで、SYSTEM-1 を PROMARS PLUG-OUT の専用コントローラーとして使用可能。

 音色データのパラメーターは PC/Mac 側と SYSTEM-1 本体側の相互に転送が可能で、USB を経由したオーディオ信号の入出力にも対応しています。


SYSTEM-1 パネルモード

 他に新機能として、リバーブ、ディレイのエフェクト、テンポ同期可能なアルペジエーターを搭載しています。


PROMARS とはまたマニアックなチョイスですね。
さて、次は残りの SH-1、SH-7、SH-09 あたりか、それとも…

[関連サイト]
 Roland
 Roland - AIRA


楽天で Roland PROMARS PLUG-OUT を探す

ハンダ付け不要、CVパッチベイ搭載、シンプルでコンパクトなMoogのシンセ組み立てキット Moog Werkstatt-Ø1

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昨年夏に発表されて一部で話題になった Moog のシンセ組み立てキット Workstatt-Ø1 と Werkstatt CV Expander の国内正規取り扱いを KORG Inmport Division (KID) が開始していました。

市場価格はWorkstatt-Ø1 本体が42,000~45,000円(税込)前後、CV Expander が5,800円(税込)前後、シングルピンのパッチケーブル10本セットが1,700円(税込)前後になっています。



 Moog 伝統のシンセ回路をベースに、完全アナログ回路の構成で開発されたパッチ可能な 1VCO のアナログシンセで、元々は昨年開催された Moog 公式イベント Moogfest 2014 の Engineering VIP ワークショップで使われた教材用の限定キットでしたが、好評による多数の製品化リクエストに応える形で、ハンダ付け不要の組み立てキットとして再構成されたものです。

 組み立ては簡単で、すべての回路上の電子パーツは既に組立加工済みのためハンダ付けは不要で、プラスドライバーとハサミだけで、すぐに組み立てられ工作初心者にもやさしい構成になっています。

 Werkstatt-Ø1 本体右側にあるパッチャブルヘッダーは、各セクションの主要な CV 入出力を備えた20ピン仕様のパッチベイになっていますが、別売りの CV Expander をタンデム接続すれば各 CV 入出力を3.5mmミニジャックタイプに変換可能です。

  • オシレーター
    • 1VCO (8Hz~16kHz ピッチコントロール付き)
    • ノコギリ波、パルス波(パルス幅調整可能)回路を内蔵
    • パルス幅調整により矩形波も出力可能
    • エンベロープ、LFO によるモジュレーションが可能(ピッチ/パルス幅、アマウント付き)
  • フィルター
    • 伝統の4ポール(24dB/oct) レゾナンス付きラダーフィルター(20Hz~20kHz)
    • エンベロープ、LFO によるカットオフフリケンシーのモジュレーションが可能
    • フィルターモジュレーション極性を切り替えるポラリティスイッチ装備
  • LFO
    • 矩形波/三角波を切替可能(周期コントロール付き、2Hz~600Hz)
  • VCA/アンプ
    • エンベロープまたはオン(ドローン)に切替可能
  • エンベロープ
    • アタック、ディケイ、サスティン(ON/OFF)を装備
  • キーボード
    • 13鍵(1オクターブ)キーボードスイッチ(グライド機能付き、低音優先、シングルトリガー)
  • CV パッチャブルヘッダー(パッチベイ)
    • 入力: VCA IN、VCF IN、VCO LIN FM IN、VCO EXP FM IN、LFO CV IN、VCF AUD IN
    • 出力: KB CV OUT、TRIG OUT、GATE OUT、EG OUT、LFO OUT、VCF OUT、VCO OUT
      (出力は各2系統装備)
  • その他
    • オーディオ出力端子(フォーンジャック/モノラル)
    • 電源: 12V DC 専用ACアダプター
    • 外形寸法:215(W) × 132(D) × 31(H)mm、重量:780g






この価格で Moog のアナログサウンドが手に入るのはなかなか魅力的。

ハンダ付けなしで組み立てできるのは工作ビギナーにやさしい半面、外部同期端子が CV/GATE だけなので、システムアップの面ではシンセビギナーには若干の敷居の高さがありますが、そこを乗り越えらればさらに面白くなるはず。

[関連サイト]
 Moog Music
 KORG Inmport Division (KID)



HTML5 と Web Audio で作られたブラウザで動くドラムマシン HTML5 Drum Machine

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先週見つけて記事にしようか迷っていたら出遅れました。
すでに各所で取り上げられているので目新しさはありませんがとりあえず紹介。
HTML5 + JavaScript + Web Audio API を使って作られたブラウザベースのドラムマシン HTML5 Drum Machineです。

Chrome、Firefox で動きます。
Safari、Internet Explorer では動きません。
対応していない場合は最初にメッセージダイアログが表示されます。



 13パート、16ステップのオーソドックスなドラムマシンで、音色の違う5種類のドラムキットを選ぶことができます。

 上段のパート名が書かれたボタンを選択して、下段のステップボタンでパターンのトリガーを指定します。各パートはチューンとボリュームを独立して調整することができます。

 作ったパターンは2つ保持できて、気に入ったパターンは WAV 形式でエクスポートしてファイルに保存できます。






UI デザインは見やすくて操作性も普通のドラムマシンと変わりなく、再生ももたつきなくスムーズに動作するのは素晴らしい。

惜しいところは、ハイハットが排他になっていないのと、各キットの音色のチョイスが微妙なところでしょうか。

今後のバージョンアップに期待したいところですね。

[関連サイト]
 HTML5 Drum Machine

ストックホルムから来たカラフルな高性能ヘッドフォン URBANEARS PLATTAN ADV

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スウェーデン、ストックホルムのヘッドフォンメーカー Zound Industories の日本代理店 Zound Industories Tokyo が発売予定の URBANEARS PLATTAN ADV を紹介。
カラー全10色、4月中旬発売予定、市場予想価格は9,200円。



 URBANEARS は同社が2009年に立ち上げたブランドのひとつで、シンプルで飽きのこないミニマリズム・デザイン、豊富なカラーバリエーション、高機能・高品質を備えたシリーズをラインナップしています。



PLATTAN ADV は、密閉型ヘッドフォン PLATTAN の進化版で、以下のような特徴があります。
  • 既存モデルの PLATTAN に比べてより軽量化
  • 装着すると自然に頭と耳にフィットする 3D ヒンジ (特許出願中)
  • スライド方式によるサイズ調整
  • 取り外して洗濯が可能なファブリック素材のヘッドバンド
  • 左右の両ユニットに入力ジャックを備え、カスケード接続可能な ZoundPlug
    (片方にプレイヤー、もう片方に別のヘッドフォンを接続して二人で共有)
  • マイクとリモコンを備えたステレオミニプラグ・ファブリックコード(120cm)
  • 40mmドライバーユニット (20Hz~20kHz/60Ω/115dB/50mW)
  • カラフルな単色カラーバリエーション全10色



 カラーは全10色で、Black、Indigo、Tomato、Dark Grey、White、Mulberry、Moss、Mint、Jam、Chick がラインナップされています。
 本国サイトには13色が掲載されていますが、その中から日本向けに厳選されたものと思われます。


Black、Indigo、Tomato、Dark Grey、White

Mulberry、Moss、Mint、Jam、Chick





ユニット両方にジャックが付いてるのは意外に使い勝手が良さそう。
ヘッドフォンを追加接続してリスニング共有できるのはいいですね。

実物はまだ見ていないので、装着感や音質についてはまた機会があった時にレポートしたいと思います。

ちなみに、既存モデルの PLATTAN のほうは、ZoundPlug 機能やマイク・リモコン付きコードは付いていますが、ヘッドバンドは固定で、3D ヒンジではない代わりに折畳み機構になっています。
市場価格7,200円前後で発売中です。

[関連サイト]
 Zound Industories
 Zound Industories Tokyo


【国内正規品】 URBANEARS PLATTAN 密閉型 フルサイズ ヘッドフォン ブラック 4090058

【国内正規品】 URBANEARS PLATTAN 密閉型 フルサイズ ヘッドフォン ブラック 4090058

  • 出版社/メーカー: URBANEARS
  • メディア: エレクトロニクス

変幻自在の見事な人力ハードミニマルビートを繰り出すストリートドラマー Dario Rossi

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最初に見たのは AlesisFacebook ページで、標準プレイヤーでシェアされていた動画だったのですが、叩いているのが誰なのか情報がなかったので、試しに YouTube で "street drummer" で検索したところ、似たような風貌の人のパフォーマンスがいくつかヒットしました。



その中にシェアされていた動画と同じものがあり、ローマを拠点に活動しているドラマー&パーカッショニストの Dario Rossi 氏のパフォーマンスだということが分かりました。
(公式サイトの URL は dariorossiofficial.com なのですがドメインの期限切れなのかリンクが切れていました)

いろんな場所でジャンクを使ったストリートドラミングパフォーマンスを披露しているようです。

ハードな4つ打ちの高速16ビートが目まぐるしく変幻自在に繰り出される見事なパフォーマンスをご覧ください↓


SoundCloud にも収録音源があります↓



見ていて思わず体が動いてしまいますw
インダストリアルなハードミニマル系テクノのようなグルーヴになってますね。

16ビートを刻みつつ4つ打ちキック代わりのポリバケツも入れて、さらにハイハットもオープン・クローズを使い分けたり、時折32ビートを入れたりと、凄すぎるテクニックに脱帽。

[関連サイト]
 Facebook - Dario Rossi
 YouTube - Dario Rossi
 SoundCloud - Dario Rossi


オムニウッティ フタ付バケット L 10L GR

オムニウッティ フタ付バケット L 10L GR

  • 出版社/メーカー: 八幡化成
  • メディア: ホーム&キッチン
日本製 折りたたみソフトバケツ ミニ 3.7L グリーン I-536

日本製 折りたたみソフトバケツ ミニ 3.7L グリーン I-536

  • 出版社/メーカー: ISETO (伊勢藤)
  • メディア: ホーム&キッチン


Rolandが新しいモジュラーシンセ AIRA Modular シリーズ10製品を発表

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RolandAIRA シリーズの新製品として、モジュラータイプのシンセサイザーとエフェクター AIRA Modular を発表していました。



今回発表されたのはモジュラータイプのシンセ、エフェクター合計10機種
  • SYSTEM-1m : SYSTEM-1 の音源モジュール版
    19個の CV/GATE 端子を追加搭載したセミモジュラーシンセ
    2015年5月発売予定、市場予想価格 8万円前後

  • AIRA Effects : ユーロラック規格のデジタルエフェクター 4種類
    2015年6月発売予定、市場予想価格 各5万円前後
    • BITRAZER : モジュラー・ビットクラッシャー
    • DEMORA : モジュラー・ディレイ
    • SCOOPER : モジュラー・スキャッター
    • TORCIDO : モジュラー・ディストーション

  • SYSTEM-500 : ユーロラック規格のアナログシンセモジュール5種類
    2015年夏発売予定、市場予想価格 各5万円前後
    • 512 : VCO モジュール
    • 521 : VCF モジュール
    • 530 : VCA モジュール
    • 540 : ENV/LFO モジュール
    • 572 : PHASE/DELAY/LFO/GATE DELAY モジュール

SYSTEM-1m



 プラグアウト・シンセサイザー SYSTEM-1 の音源モジュール版としての役割だけでなく、セミモジュラーシンセとしても活用できる19個のパッチング用 CV/GATE 端子を装備しています。

 ボディはテーブルトップとして設置が可能なほか、ユーロラックと19インチラックにもマウントが可能。電源は AC アダプターのほかユーロラック電源にも対応。

 SYSTEM-1 と同じく、プラグアウト機能で、SH-101SH-2PROMARS のソフトシンセも利用可能です。
 また、SYSTEM-1 にはなかった CV/GATE 端子を使うことで、外部ソースをソフトシンセの(各機種の特性を生かした状態の)各セクションで加工や制御することも可能になります。



 CV/GATE 端子以外の基本機能は SYSTEM-1 と同等で、6種類の波形、クロスモジュレーション、リングモジュレーション、シンク、カラーコントロールを備えたオシレーターセクション、独立したハイパスフィルターを備えた-12dB/-24dB のフィルターセクション、ディレイ、リバーブ、クラッシャーなどの内蔵エフェクト、テンポ同期可能な LFO とディレイ、24bit/96kHz 対応のオーディオインターフェイスと MIDI インターフェイス機能を搭載。

AIRA Effects

BITRAZERDEMORASCOOPERTORCIDO と名付けられた4つのデジタルエフェクターがラインナップされています。

 テーブルトップ利用もしくは 21HP のユーロラックにマウント可能で、AC アダプターまたはユーロラック電源で対応しています。

 固有の効果以外の機能は共通で、1600万段階以上の解像度を備えた24ビットのコントローラー、デュアル・モノ/ステレオに対応した各2系統の入出力端子、24ibt/96kHz オーディオインターフェイス機能などを搭載。
 ファブリック製のパッチケーブルが付属します。

 さらにメインのエフェクト機能以外にも、内部に15種類のバーチャル・サブモジュール(LFO、ADSR、NOISE、SAMPLE & HOLD、RING MOD、FILTER 6dB、FILTER 12dB、TONE、AMP、MIXER、STEREO MIXER、CURVE CONV、GATE DIVIDER、TRIG TO CV DELAY TIME、MIDI CLOCK TO GATE) を内蔵。
 サブモジュールは今後も無料アップデートで機能追加が予定されています。

 Mac/PC/iOS/Android のデバイスからエディターアプリを使って、サブモジュールも含めたパラメーターの編集を行うことができるようになるとのことです。



 BITRAZER はビットレート/サンプルレートのクラッシュエフェクターで、サンプルレート、ビットデプス、フィルターなどのパラメーターを CV/GATEでコントロール可能です。

 DEMORA はハイレゾリューションな高機能ディレイで、20μ秒~10秒までの幅広いレンジでディレイタイムの設定が可能なほか、ディレイタイム、フィードバック、ワイズなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。



 SCOOPER はスキャッター機能を備えたルーパーで、スキャッターデプス/タイプ、ピッチ、フィルターなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。

 TORCIDO は Roland のディストーションテクノロジーを惜しみなく投入した高品質なディストーションで、歪みの量、トーンなどのパラメータを CV/GATE でコントロール可能です。

SYSTEM-500



 まだ詳細は発表されていませんが、往年の SYSTEM-700、SYSTEM-100m をベースに最新技術を投入して開発中のアナログシンセモジュール SYSTEM-500 のリリースが今夏予定されています。

 公開された画像には、512 VCO、521 VCF、530 VCA、540 ENV/LFO、572 PHASE/DELAY/LFO/GATE DELAY と記されたモジュールが確認でき、パネルの下にはユーロラックモジュールなどをリリースしている Malekko Heavy Industry 社のロゴが入っていることから、両社の共同開発ではないかと思われます。

 こちらは AIRA シリーズの ACBテクノロジーを採用したものではなく、フルアナログのシステムになるようです。

公式デモ





AIRA シリーズに欠けていた最後のピースが埋まった?

中身は最新のデジタルテクノロジーでありながら CV/GATE 端子を備えて、アナログシステムにもシームレスに接続できる拡張性と柔軟性は素晴らしいですね。

ここ数年世界的に盛り上がりを見せているモジュラーシンセのシーンがさらに熱くなること間違いなし?

[関連サイト]
 Roland
 Roland - AIRA
 Roalnd - AIRA Modular
 Malekko Heavy Industry


楽天で Roland SYSTEM-1m を探す

ナニワのシンセ界〜The New World of Synthesizer in Osaka〜 [DVD]

ナニワのシンセ界〜The New World of Synthesizer in Osaka〜 [DVD]

  • 出版社/メーカー: video maker(VC/DAS)(D)
  • メディア: DVD
21世紀のアナログシンセサイザー入門

21世紀のアナログシンセサイザー入門

  • 作者: 大須賀 淳
  • 出版社/メーカー: 秀和システム
  • 発売日: 2015/04/02
  • メディア: 大型本

Rolandがアナログ/デジタルを融合させたクロスオーバーシンセのフラッグシップ JD-XA を正式発表

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Roland がアナログ/デジタルを融合させた新世代のクロスオーバーシンセサイザー JD-XA を正式発表していました。

2015年6月発売予定で、市場価格は Rock oN Company の Musikmesse レポート記事によると27万円前後になるとのこと。



今年2月の NAMM SHOW で参考出品としてお披露目され注目を集め、先日からフランクフルトで開催されている Musikmesse で正式に発表されました。

主な特徴

  • アナログとデジタル両方のサウンドエンジンを搭載
  • 同時発音数: アナログ 1音×4パート(Poly Stack時4音×1)、デジタル 64音
  • パート数: アナログ 4パート、デジタル 4パート
  • プログラムメモリー数: インターナル 256、USB 外部メモリー256
  • ディスクリート回路によるアナログシンセエンジン
    (2OSC+1AUX、1Filter、1AMP、2Pitch ENV、1Filter ENV、1AMP ENV、2LFO、1MOD LFO)
  • SuperNATURAL (Integra-7 互換)のデジタルシンセエンジン
    (3パーシャル × [3OSC、3Filter、3AMP、各 ENV、各 LFO])
  • アナログフィルターは4ポール、ラダー、マルチモードの3タイプを搭載
  • クロス MOD、リング MOD 、オシレーターシンクの同時使用が可能
  • 超高速/超低速に対応するウルトラワイドバンドの LFO
  • アナログシンセならではの鋭いアタック音を実現するエンベロープ
  • デジタルサウンドをアナログフィルターで加工可能なルーティング機能
  • 各パート対応の MFX を1系統、パフォーマンス対応の TFX を2系統
  • マスター出力用のリバーブ、ディレイ、EQ を搭載
  • サウンドライブラリーサイト Axial で追加音色をダウンロード可能
  • 内蔵音源8パートと外部音源8パートが制御可能なパターンシーケンサー
  • USB、MIDI 端子に加え、CV/GATE アウト端子を2系統装備
  • ボコーダー機能と音声入力でサウンドを変調可能なマイクインプット
  • パターンシーケンサー: 16トラック (プログラム毎、SMF インポート対応)
  • アルペジオプリセット: 64 パターン (プログラム毎に保存)
  • ディスプレイパネル: 16 文字 × 2 行 LCD
  • ヘッドフォン出力端子 (ステレオ標準タイプ)
  • メイン出力端子 L/MONO、R (TRS 標準タイプ)
  • アナログドライ出力端子 (モナラル標準タイプ)
  • クリック出力端子 (ステレオ標準タイプ)
  • マイク入力端子 (XLR/TRS コンボタイプ/バランス)
  • CV/GATE 出力端子×2系統 (ミニジャック、Oct/V対応、+5V)
  • フットペダル入力端子 (CTRL 1、CTRL 3、HOLD)
  • MIDI IN 端子×1、MIDI OUT 端子×1
  • USB 2.0 type B 端子 (Hi-Speed Audio/MIDI 対応)
  • USB メモリー用端子 (type A)
  • 電源用 DC IN 端子 (AC 電源アダプター専用)
  • サイズ:(W)899mm × (D)388mm × (H)111mm、質量 6.5kg



 先にリリースされたミニシンセ XD-Xi と同じく、ディスクリート回路のアナログエンジンと SuperNATURAL デジタルエンジンの両方を搭載しています。

 JD-Xi のアナログシンセは1パートでしたが、JD-XA では新たに開発された4パート構成となっています。 モノフォニック×4パート、もしくは Poly Stack 機能で4和音のポリフォニックとしても使用が可能。
 オシレーターからフィルター、アンプをすべてをアナログ回路で構成し、デジタル処理を通さずに直接音声出力できるドライアウト端子も装備。

 デジタルパートのほうは最大64和音で4パート構成で、SuperNATURAL サウンドエンジンを採用し、リアルな PCM サウンドやお馴染みの SuperSaw など多彩なサウンドをカバー。



 アナログフィルターは、クラシックな 4 ポールタイプ、トランジスターラダータイプ、マルチモードタイプの3種類のフィルターから選択可能。マルチモードは LPF、HPF、BPF のフィルター特性を併せ持った複合フィルターで複雑な音色変化を実現しています。
 さらにデジタル側で作ったソースをルーティングして、アナログ側のフィルターで加工することも可能になっています。

 エフェクトはデジタルタイプで、各パートに全67種類のエフェクトが選択できる MFX を1系統とパート EQ を装備、パフォーマンスとマスター用として TFX を2系統装備、さらにマスターセクションには独立したリバーブ、ディレイ、マスター EQ を装備しています。

 パターンシーケンサーは、リアルタイム入力とステップ入力に対応した16パート構成で、内蔵音源8パートに加え外部音源8パートのコントロールが可能。

 外部コントロール端子として、MIDI OUT 端子、USB 端子のほか、2系統の CV/GATE 出力端子、クロック端子を搭載しています。

公式デモ




このクラスのシンセは気軽に買えるものではありませんが、久しぶりに欲しくなりました。

Roland の技術の底力を見せつける渾身の一撃と言いうか、まさにフラッグシップに相応しいスペックで、ここ数年盛り上がりを見せるアナログニーズに見事に合致した、今の時代を代表するシンセと言えるかもしれません。

サウンドスペックについては文句のつけようがないのですが、パネルの LED バックライトは、レッド以外にブルー、オレンジ、ホワイトなんかも選択できたらよかったのに…(もしかしたら設定で変更出来たりするのかも)

[関連サイト]
 Roland
 Roland JD-XA


楽天で Roland JD-XA を探す


Roland  Synthesizer 37ミニ鍵盤 JD-Xi

Roland Synthesizer 37ミニ鍵盤 JD-Xi

  • 出版社/メーカー: Roland(ローランド)
  • メディア: エレクトロニクス

ライン直結でエフェクター感覚で使用できるギターシンセサイザー BOSS SY-300

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Roland がギターシンセサイザー BOSS SY-300 を発表していました。
2015年夏発売予定。価格未定。



 専用のピックアップなどを使用せず、通常のエフェクターと同様に標準プラグのケーブルを接続するだけで利用可能で、ポリフォニックシンセ・サウンドをゼロレイテンシーで演奏可能。

 3系統のオシレーター、フィルター、アンプ、ピッチコントロールを編集してアナログシンセサウンドを作成することができるほか、4系統同時使用可能な多彩なエフェクト(コーラス、コンプレッサー、ディレイ、イコライザー、フランジャー、アイソレーター、リミッター、ローファイ、オーバードライブ、ディストーション、パン、フェイザー、リバーブ、ロータリー、スライサー、スローギア、タッチワウ、トレモロ、ユニバイブ)も備えています。

 多くのギターシンセサイザーはギターから入力された音程を識別してシンセ音源を発音させるものですが、SY-300 では通常のエフェクターのようにギターのライン音声をそのままシンセのフィルターやアンプ、LFO を通してエフェクト加工することも可能です。

 さらに BLENDER 機能を使えば、シンセパート音声とラインエフェクト音声をランダムにミックスして今までになかった新しいサウンドの生成も可能。

 他にも、タップテンポ対応のステップシーケンサーや、ベースにも利用できるベースモードも装備。



 SY-300 は USB 端子を装備していてオーディオインターフェイスとしても機能するので、USB からオーディオストリームを出力して直接 PC 側の DAW などに録音することも可能。

 また、ドライサウンドを DAW などに録音後、再生して USB 経由で SY-300 へオーディオストリームを送れば ReSynth 機能で音声をシンセ化するといったことも可能になっています。

 専用エディター TONE STUDIO を利用すれば、グラフィカルでより細やかなパラメーター編集や、膨大なパッチの管理が容易になります。世界中のユーザーが作成したパッチを無償でダウンロードしてインストール可能になる予定。





オーディオシグナルで反応させることができるので、ギター以外にもアイディア次第でいろんな楽器に使えそう。

ピックアップを装備したカリンバに使ってみたい。


[関連サイト]
 Roland
 BOSS SY-300


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littleBitsからSynth Kit用のMIDI、CV、USBの拡張I/Oモジュールがリリース (Synth Pro)

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KORGlittleBitsSynth Kit 用 MIDI、CV、USB の拡張 I/O モジュール3種類の取り扱いを開始していました。

KORG オンラインショップ でそれぞれ単品購入可能で、MIDI モジュールが5,500円(税込)、CV モジュールが4,800円(税込)、USB I/O モジュールが4,800円(税込)となっています。

また3種類のモジュールとマウンティングボードがセットになった Synth Pro も近日発売が予定されています。(↓下の写真)


これらの拡張モジュールを使うことで、外部機器と Synth Kit の間で MIDI ノートメッセージ、CV、USB(オーディオ)の入出力を相互にコントロールすることが可能になります。


» MIDI モジュール

 3つの BitSnap 端子に加えて、MIDI IN 用のミニジャック端子、MIDI IN/OUT 用の Micro USB 端子を装備。MIDI ノートメッセージの音域は C2~C6 で、ホスト側の DAW などからは1台の MIDI デバイスとして認識されます。

 3つの BitSnap 端子はモード切替で MIDI→CV (CV、トリガー)、CV→MIDI (ノート、HIGH)の入出力変換が可能です。

 モジュール本体1個と、MIDI アダプターケーブル1本、Micro USB ケーブル1本が付属します。


» CV (Control Voltage) モジュール

 2つの BitSnap 端子に加えて、CV IN のミニジャック端子1つ、CV OUT のミニジャック端子1つを装備しています。
 一般的な CV 電圧の12V から littleBits のシステム電圧 5V に合うように変換されます。

 CV IN のミニジャック端子にプラグを接続すると、内部スイッチによって BitSnap 側の入力が遮断されるようになっています。

 このモジュールには付属ケーブルはありません。


» USB I/O モジュール

 2つの BitSnap 端子に加えて、Micro USB 端子を1つ装備し、44.1kHz/12bit のオーディオコンバーターを内蔵しています。
 ホスト側の DAW などからは1台のオーディオインターフェイスとして認識されます。(ただし認識されるのはモードによって入力/出力のどちらか一方)

 オーディオコンバーターは DC カップリング設計になっているので、CV などのコントロール信号もそのまま通すことが可能です。

 モジュール本体1個と、Micro USB ケーブル1本が付属します。


» Synth Pro (近日発売)

 Synth Pro は、MIDI モジュール1個、CV モジュール2個、USB I/O モジュール1個と、マウンティングボード2枚、MIDI アダプターケーブル1本、 Micro USB ケーブル2本がセットになった Synth Kit 用の拡張パッケージです。





Synth Kit ユーザーには必須ともいえる拡張パッケージではありますが、いち早く単品で揃えるか、もう少し待ってから Synth Pro パッケージを買うか悩ましいところですね…

[関連サイト]
 KORG
 littleBits
 KORG オンラインショップ


LED電球にBluetoothワイヤレススピーカーを内蔵 SONY LSPX-100E26J

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SONY が LED 電球スピーカー LSPX-100E26J をリリースしていました。
2015年5月23日発売予定、価格は公式ストアでは23,880円(税別)になっています。



 新開発の円筒導光板や独自の光学技術である光学レンズグローブを搭載し、自然な広がりの配光を実現した電球色の 3000K/360lm/7W のLED 電球に、直径40mm/2W のBluetooth 3.0 (SBC/AAC) 対応のフルレンジスピーカー1基を内蔵。



 付属のリモコンからは点灯・消灯・調光、再生・停止、ボリューム調整などの操作が可能。リモコンは NFC 対応で、Xperia などの対応デバイスと簡単に Bluetooth のペアリングや接続・切断・切り替えなどが行えます。

lspx1.png

 また、Android/iOS の用アプリ SongPal を利用すると、リモコンと同様の操作のほか、他の音楽アプリや対応デバイスの接続管理、LSPX-100E26J に最適化された音質設定などが行えます。

 Bluetooth 機器は基本1対1のペアリング接続のため、同じ部屋に複数つけても1つのデバイスから再生できるのは1つのスピーカーだけになる点には注意が必要。





LED 電球とBluetooth スピーカーを組み合わせた製品は、すでに他メーカーから安価なものがいくつも発売されているのを見ると少し割高な感じもしますが、高品質な配光と音質が実装されていると考えると妥当?

元々ニッチなカテゴリーだけに選ぶ人がどれくらいいるのか気になるところですね。

ちょっと欲しいとか思ったんですが、よく考えると自宅にはE26型のソケットの電球を使ってる箇所がないことに気が付きました…(一回り小さいE17は結構あるのに)

[関連サイト]
 SONY
 SONY LSPX-100E26J


ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー ブラック SRS-X55/B

ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー ブラック SRS-X55/B

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: Personal Computers

簡単操作で楽曲のコード進行を自動解析してくれるiOSアプリ YAMAHA Chord Tracker

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YAMAHA が iPhone/iPad 用の楽曲コード進行自動解析アプリ Yamaha - Chord Tracker をリリースしていました。
価格は無料で、iOS 8.1 以降の iPhone/iPod touch/iPad に対応。




 iOS デバイスのミュージックアプリに登録されている曲を読み込んで、コード進行を自動解析してくれる演奏サポートアプリです。



 まずアプリのホームメニュー画面から「ミュージック」を選択して解析したい曲を読み込みます。(DRM 付きの曲は対象外になります)

 ホームメニューの「録音」「楽器」や操作画面にある録音ボタンは、6月に発売予定のミュージックキーボード ポータトーン PSR-S670 と接続して初めて有効になる機能でアプリ単体では使えません。



 曲の解析が終わるとコード譜が表示され、画面下のボタンで五線譜または鍵盤を選択してコード譜上のコード名をタップすると個別表示が可能になります。

 画面上部のボタンで再生や指定区間(A-B)のループ再生などができます。(録音ボタンは対応楽器が接続されていない場合は機能しません)



 選択したコードをさらにタップすると編集モードになり、候補のコードや任意のコードに変更したり、セクションの色分けができます。

 編集画面のコードの「その他」をタップすると候補以外の任意のコードを指定できますが、自分の iPhone 5s (iOS 8.3) ではダイアログが右にずれて全体が表示されませんでした。(iPhone 6/6 Plus ではおそらく問題ないはず)



 画面左上のアクティビティボタンを押すと、「楽器に送信」、「お気に入り登録」、「コード解析設定」の項目が選択できます。
 ただし「楽器に送信」は対応楽器が接続されていない場合は使えません。

 「コード解析設定」では、テンポ、拍子、ビートシフト、調合などを調整して再解析を実行することができます。
 ここでも iPhone 5s (iOS 8.3) ではダイアログが右にずれていて全体が表示されませんでした。



 画面下ボタンの「再生設定」では、「音量」、「テンポ」、「トランスポーズ」、「メロディーキャンセル」の調整ができます。

 メロディーキャンセルはステレオ音声のセンター付近にある音を目立たなくするいわゆるボーカルキャンセラーのような機能ですが、曲によっては効果がない場合(ほうが多い?)があります。

 ホームメニューの「録音」機能は対応楽器が接続されていない場合は使えません。



↑参考までに iPad での画面レイアウトも載せておきます。
横型の2ペイン表示になって iPhone 版よりも使いやすくなっています。


アプリ単体では使えない録音機能はとりあえず置いといても、コード解析機能は精度もそこそこ良く、シンプルで使いやすそうな感じでしたが、一部ダイアログがずれていて使えない部分があったのが残念。
(おそらくすぐにアップデートがリリースされるはずです)

[関連サイト]
 Yamaha
 Yamaha - Chord Tracker


iTunes App Store からダウンロード YAMAHA Chord Tracker
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2015/05/19 (Ver.1.0.0)
価格: 無料

ブラウザベースのオーディオワークスペース AudiotoolのHTML5/Web Audio対応化が進行中?

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以前にも何度かここで紹介したブラウザから利用できるオーディオワークスペース Audiotool の HTML5/Web Audio 対応化のプロジェクトが進行しているようです。

現在 Audiotool にラインナップしている2つのシンセ HeisenbergPulverisateur とドラムマシン Machiniste の HTML5/Web Audio 版が試験的にプレビュー公開されています。

Web Audio 対応ブラウザならどれでもおそらく動くと思われますが、Chrome の最新版(v.43)を使うことを推奨します。
Internet Explorer 11 は Web Audio に対応していないので動きません。



HTML5 + Web Audio 対応の Heisenberg、Pulverisateur、Machiniste

現行の Audiotool は Flash ベース

Audiotool はブラウザ上に仮想の電子楽器を配置・結線して音楽を制作できる画期的な Web アプリで、元々システムは Flash Player で動くように作られています。
(詳細は過去記事を参照↓)


現在の Flash 版 Audiotool


Flash から HTML5 Audio、Web Audio API へ

Audiotool が最初に登場した2008年3月頃、HTML5 はまだ W3C の草案段階 (Working Draft) で、各主要ブラウザは段階的に仕様をサポートし始めたばかりで、当時はまだ Flash コンテンツが一般的でした。

 2010年後半になると主要ブラウザは HTML5 Audio/Video に対応し始めていて、当時このブログでもブラウザの対応状況を調べた記事を書いています。


 HTML5 Audio/Video はオーディオやビデオのプレイヤー的機能を主に扱うもので、楽器のような音響をリアルタイムに生成する処理にはあまり向いていません。
 そこで 、より細かくプリミティブにオーディオデータを JavaScript から扱う Web Audio API が発案されました。

 2010年時点はまだ Web Audio API は HTML5 の標準仕様にはなっていません。最初に Web Audio API に対応したブラウザは Chrome で、2011年のバージョン10から実験的に実装され、同年バージョン14から正式に利用可能になっています。

 ここ数年、ブラウザ上で特定コンテンツを表示・再生するためにサードパーティ製プラグインを利用する方法は、バージョンの分散化によるセキュリティホール発生の危険性などを理由に、ブラウザ側が徐々にサポートしなくなりつつあります。

 上記理由も含めて、爆発的に増えつつあるモバイルデバイス環境では Flash がサポートされなくなったこともあって、従来 Flash で構築していた部分を可能な限り HTML5 + JavaScript に置き換えて動くようにしようという流れが加速しています。

Heisenberg



 Heisenberg は、49種類の波形をもつ4つのオシレーターとフェイズモジュレーション (PM) の組み合わせにより複雑な波形を生成できるポリフォニック・シンセサイザーです。

 モジュレーションマトリクス、3系統のエンベロープとピッチエンベロープ、2系統の LFO、12~48dB/oct 対応の XY フィルターを搭載。
 
 他に、エフェクターはパラメーター固定のリバーブとディレイ、固定パターンのアルペジエイターが利用可能です。

» Web MIDI API で外部 MIDI デバイスから制御可能
Chrome 43 以降では標準で実装された Web MIDI API を利用して、外部 MIDI デバイスを接続してコントロールすることができます。


Chrome 43 の「設定」→「プライバシー」→「コンテンツの設定」

 試しに PC(Windows 7) と Mac(OS X 10.9) に、USB-MIDI 対応の MIDI キーボードを USB ケーブルで接続してみたら、どちらも MIDI キーボードの鍵盤から演奏することができました。

 さらに iPad Air に入れてある OSC コントローラーアプリ touchOSC から CoreMIDI で出力して、 ネットワーク MIDI (Mac は CoreMIDI、PC は rtpMIDI)を設定して LAN 経由でも演奏するとこができました。

 マシンスペックが足りなかったり、レイテンシーで Best を選択するとクリックノイズが出るときがあるかもしれません。(Core i5 2400S 2.5GHz では問題なかったが、Core 2 Duo E8400 3.0GHz ではやはり少々荷が重かった)

Pulverisateur



 Pulverisateur はセミモジュラーのアナログタイプのシンセサイザーで、4種類の波形をもつ3つのオシレーターとノイズのほか、外部音声入力にフィルタリングすることもできます。(外部入力の反応は未確認)

 レゾナンス付フィルターはローパスとハイパスの組み合わせで、LFO と2系統のエンベロープを搭載しています。

 グライド機能の他、エフェクターにはパラメーター固定のリバーブとディレイ、固定パターンのアルペジエイターが利用可能です。

 Heisenberg と同じく Web MIDI API に対応しているので、Chrome 43 以降なら外部 MIDI デバイスからコントロール可能です。

Machiniste



 Machiniste は4つのバンクと8つのパターン(最大128ステップ)の再生機能を持ち、9パートで構成されるサンプルベースのドラムマシンです。

 各パートサウンドのサンプルの再生開始と終了ポイント、ピッチ、フィルター、エンベロープ、パン、レベルなどが調整可能なほか、エフェクターにはパラメーター固定のリバーブとディレイが利用可能です。

 こちらも Heisenberg、Pulverisateur と同じく Web MIDI API に対応しているので、Chrome 43 以降なら外部 MIDI デバイスからコントロール可能です。


単体ではかなりイイ感じのところまで移植できている印象を受けましたが、これを現在の Audiotool のように複数同時に動かすとなると、現状の Web Audio API の仕様では少々キビシイような気もしたのですが、本当のところはどうなんでしょう。

当時 Audiotool の見たときはかなり衝撃的だったので、また驚かせてくれることを期待したいですね。

[関連サイト]
 Audiotool


デジタルシンセの名機 KORG M1をiPadアプリで完全再現した KORG iM1 for iPad

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KORG がデジタルシンセの名機 KORG M1 を完全再現した iPad アプリ KORG iM1 for iPad をリリースしていました。

価格は3,600円で、2015年6月30までリリース記念価格2,400円で発売中。
iOS 8 以降搭載の iPad シリーズに対応。




オリジナル KORG M1 について

 KORG が1988年5月に発売したデジタルシンセサイザーで、当時の定価は248,000円。61鍵のボディに最大16和音8マルチティンバー対応のリアルな PCM 音源(16bit サンプリング4MB)と独立2系統ステレオエフェクター、8トラックの内蔵シーケンサーを搭載していました。



 PCM 音源とマルチトラックのシーケンサーを1台にまとめ、「演奏」と「楽曲制作」の2つの工程をスムーズかつ高品質に仕上げるための環境を提供する「ミュージックワークステーション」というコンセプトを初めて採用したシンセサイザーでもあります。
 当時の発売直後の人気は凄まじく、最終的に全世界で10万台を超えるセールスを記録し、80年代末から90年代の音楽シーンにおいて重要な役割を担いました。

 80年代後半から隆盛を極めるハウスミュージックにおいて、M1 のピアノ、オルガンはトラックにマッチしながらもその存在感を失わない抜けの良いキャラクターが、当時のハウスにはなくてはならない定番サウンドとして重宝されていました。 
 他にも、ニューエイジ系やアンビエント系などで多用されていたロア(カラコロ音)やクワイア(コーラス音)など幻想的なサウンドも M1 の個性を際立たせていました。
 
 M シリーズはラック音源バージョンの M1R、廉価版ラック音源の M3R、波形容量を増やした M1 EX、M1R EX などがリリースされました。
 ワークステーションのコンセプトは、その後に続く Tシリーズ、01/W シリーズ、X シリーズ、TRINITY、TRITON、現在の KRONOS シリーズまで脈々と受け継がれています。

M1 のシンセとしての機能を完全再現つつ新機能を

KORG iM1 for iPad は M1 に搭載されていた8トラックのシーケンサーは省略されていて、シンセサイザーとしての機能の部分だけを再現していて、DAW 用のソフトシンセプラグイン製品の KORG Legacy Selection の M1 に近い構成となっています。



 PCM データはオリジナル M1 のライブラリーを搭載、オリジナル設計時の回路図を解析して細部のパラメーターまでソフトウェアで完全再現して、M1 の全てを知り尽くした担当エンジニアによって調整されています。

単純にオリジナルを再現するだけではなく、以下のような新機能も搭載。
  • 新たにフィルターレゾナンスのパラメーターを追加
  • 新たに VDA モジュレーションのパラメーターを追加
  • マスターエフェクトが2系統から合計18系統にパワーアップ
  • エフェクトに新たにコンプレッサーを追加
  • iPad ならではの直感操作「カオシレーターモード(X/Y Pad)」 搭載
  • M/T シリーズ34枚の音色カードを網羅した合計3,300の音色ライブラリ
  • 目当ての音色を素早く見つけられるスマートサウンドブラウザ
  • KORG Gadget から PCM シンセ音源 Darwin として呼び出し可能
  • CoreMIDI、Audiobus、Inter-App Audio 対応アプリと連携可能
  • 外部 MIDI デバイスを接続して音源として利用可能
  • 作成した音色データを KORG Legacy Selection や実機 M1 で利用可能
(↓クリックで拡大)

画面下のボタンで表示される鍵盤とカオシレーターモードのX/Y パッド


目当ての音色に素早くアクセスできるスマートサウンドブラウザ


KORG Gadget から Darwin としてモジュールを呼び出し可能

各モードとセクションの構成のおさらい

シンセパートの各モードとセクションの構成は、新機能でパラメーターがいくつか増えていますが、全体的にはオリジナル M1 と同じです。

» PROG/COMBI/MULTI モード各共通のセクション
  • OSC - オシレーター 1&2 (OSC/PITCH EG/VERO SENS)、PITCH MG
  • VDF - カットオフ、レゾナンス、VDF 1&2 (EG/SNES/TRK)、VDA MG
  • VDA - VDA 1&2 (EG/SENS/TRK)、VDA MG
  • CONTROL - アフタータッチ、コントローラー関連
  • INSERT FX - インサートエフェクトの設定(独立2系統)
» COMBI/MULTI モードのみのセクション
  • PERFORM - 各トラック/ティンバーの主要パラメーターのバランス調整
  • MIDI - 受信Ch、キーゾーン、ベロシティゾーン、フィルターなどの設定
  • MASTER FX - マスターエフェクトの設定(独立2系統)

M1 には PROGRAM、COMBINATION、MULTI の3つの音色モードがあります。

 PROGRAM は音色の最小単位で PCM 波形2つで構成され、OSC、VDF、VDA、CONTROL、INSERT FX の各セクションのパラメーターを持ちます。
 M1 ではドラムキットは GLOBAL モードでパラメーター編集することになっていましたが、iM1 では他の音色と同じように PROGRAM モードで編集できるように変更されています。

 COMBINATION は PROGRAM を最大8パートまでを重ねることで、重厚で複雑な音色変化をもつ音色を作成することができる、主に手弾きで演奏するのに向いたモードです。
 各パートはミックス後そのままマスターエフェクトに送られます。 

 MULTI はマルチティンバーのモードで、構成は COMBI モードと同じ8つですが、8つの各パートは別々に MIDI チャンネルを割り当てることができて8トラックのマルチ音源として動作するので、シーケンサーなどから演奏させるのに向いています。
 各パートからマスターエフェクトへはセンドリターンで接続されます。

 COMBI/MULTI 編集画面での OSC、VDF、OSC、VDF、VDA、CONTROL、INSERT FX の画面は、画面左端に並ぶパートで選択した各 PROGRAM のパラメーターが表示されます。

PROGRAM モードの画面

» EASY


 EASY セクションは OSC、VDF 1/2、 VDA 1/2、INSERT FX の各セクションの重要パラメーターに素早くアクセスできる画面です。

» OSC


 OSC セクションは、オシレーターの基本動作モード、オシレーター波形の選択、ピッチエンベロープ、ピッチモジュレーション、ベロシティなどのパラメーターが編集可能です。

» VDF


 VDF セクションにはフィルター関連のパラメーターがあり、カットオフと新規追加のレゾンナスのほか、フィルターエンベロープ、フィルターモジュレーション、ベロシティ、キーボードトラックなどののパラメーターが編集可能です。

» VDA


 VDA セクションにはアンプ関連のパラメーターがあり、アンプエンベロープ、アンプモジュレーション、ベロシティ、キーボードトラックなどののパラメーターが編集可能です。

» CONTROL


 CONTROL セクションはアフタータッチの各セクションの主要パラメーターの調整と、ピッチベンドや MIDI コントロールチェンジコードに対する受付パラメーターの選択と調整が行えます。

» INSERT FX


INSERT FX セクションではシリアル接続の2系統のエフェクターを34種類の中からセットできます。

» TIMBRE SELECT


 画面左上にある SETTING の下にあるボタンは、本来は COMBI/MULTI の各パート(ティンバー)の設定に機能するものですが、PROGRAM 時は主要パラメーターのバランス調整ノブが表示されます。

 ここで調整されるパラメーターは各セクションのパラメーターの位置を基準に加減算されます。

COMBI/MULTI モード画面

COMBI/MULTI モードでは、画面左端のパート(ティンバー)の選択ボタンで選択された PROGRAM のパラメーターが OSC、VDF、OSC、VDF、VDA、CONTROL、INSERT FX に表示されます。(なので画面説明は省略)

» TIMBRE SELECT


 画面左上にある SETTING の下にあるボタンを押すと、各パート(ティンバー)の ON/OFF、ソロ、ミュート、INSERT FX の ON/OFF、PROGRAM 選択、出力レベル、パン、出力先などが編集できます。

» PERFORM


 PERFORM セクションでは、COMBI/MULTI モードの各パート(ティンバー)ごとのオシレーター、カットオフ、レゾナンス、VDF EG INT、アタック、ディケイ、リリース、INSERT FX の各バランス調整が行えます。

 ここでの調整は元の PROGRAM のパラメーター位置を基準に加減算され、アタック、ディケイ、リリースは PROGRAM の VDF と VDA の両方それぞれに加減算されます。

» MIDI


 MIDI セクションでは、受信チャンネル、キーゾーン、ベロシティゾーン、受信フィルター(PC:プログラムチェンジ、CC:コントロールチェンジ、AT:アフタータッチ、DMP:ダンパー)、デチューン、トランスポーズなとMIDI 受信関連のパラメーターがあります。

» MASTER FX (COMBI)


 MASTER FX はCOMBI/MULTI モードのマスター出力の直前に置かれる2系統のエフェクトを、34種類のエフェクト中から選択してセットできます。

» MASTER FX (MULTI)

 
 INSERT FX と違い、シリアル接続とパラレル接続の選択が可能で、COMBI モード時は各パート(ティンバー)のミックスがそのまま直結し、MULTI モード時は各パート(ティンバー)はセンドリターン接続になります。

その他

» SETTING


 SETTING 画面には MIDI 関連の設定項目とキーボードのチューニング、キー/スケールの設定項目があります。

 画面右下の「AUDIO/OTHER SETTING」を押すと、iOS の「設定」にある iM1 の画面(↓下の画像)へ遷移します。

» iOS 側の設定にある iM1 の設定画面


 iOS 側の設定画面には、レイテンシーの指定、バックグラウンド動作、ネットワーク MIDI、ノブのドラッグ動作、オートロック、利用状況送信などの項目があります。

 CoreMIDI、Audiobus、Inter-App Audio などを利用して、他のアプリや外部デバイスからコントロールしたいときにうまく動かない場合は、バックグラウンド動作、ネットワーク MIDI、オートロックの状態を確認してみましょう。

» FILE


FILE では新規セッションの作成や、セーブ、ロード、KORG Leagcy Selection (KLC) やオリジナル M1 からのインポートなどが行えます。

公式デモ





相変わらず素晴らしい出来で、iPad ならではの操作性もいい感じです。
KORG Leagcy Selection の M1 には既にレゾナンスが付いていたので、iM1 にも付けてくれると思っていました。
(KLC の M1 もこれくらいの画面サイズで使いたい…)

さて次は Mono/Poly かそれとも Wavestation か…


[関連サイト]
 KORG
 KORG iM1 for iPad
 KORG Legacy Selection
 KORG ミュージアム - M1


iTunes App Store からダウンロード KORG iM1 for iPad
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2015/05/25 (Ver.1.0.1)
価格: 3,600円 (2105/06/30までリリース記念価格2,400円)

ギターエフェクターのストンプボックス型USBフットペダル bit Ferrous TonePedal+

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Bit Trade One がストンプボックス型の USB フットペダル bit Ferrous Tone Pedal+ (型番:BFTP01Y) を発表していました。
2015年6月26日発売予定で、市場予想価格は12,800円前後。



 クラシック・ディストーションペダルの MXR M-104 Distortion+ 風のアルミダイキャスト製のボディに、2つのノブ、ペダルスイッチ1つ、USB 2.0 ハブ1つを備えています。製造は日本国内で行われるとのこと。

 バスパワーで動作し、Windows 用の設定ソフトで、TONE1 と TONE2 のノブそれぞれに4つずつマウスやキーの操作を割り当てて登録することができます。



 フットスイッチが押されると、TONE1 と TONE2 それぞれに設定した操作が同時に実行されるようになっています。PC Watch の記事によると、どちらか1つの操作をしたい場合はもう片方に「割り当て無し」を選択しておく必要があるそうです。
 
 ノブには以下のデバイスの機能を割り当て可能で、登録した内容は本体内のメモリに保存されるので、他の PC や Mac につないだ場合でも動作可能になっています。
  • マウス:
    左/右クリック、ダブルクリック、ホイールクリック、ホイール上/下
  • キーボード:
    任意のキー(Ctrl/Shift/Alt キーなどと組み合わせ可能)
  • ジョイパッド :
    ハットスイッチ、左右アナログスティック、ボタン1~13


画像は開発中のものです


Micro Chorus(イエロー)、Phase 90(オレンジ) 風の1ノブタイプも是非ラインナップしてほしいところです。

[関連サイト]
 Bit Trade One
 PC Watch
 Dunlop Manufacturing - MXR


MXR エフェクター DISTORTION+ M-104

MXR エフェクター DISTORTION+ M-104

  • 出版社/メーカー: MXR
  • メディア: エレクトロニクス

Bluetooth接続のコンパクトなスクラッチプレイ用フェーダーコントローラー Mixfader

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DJ アプリ edjing をリリースしている DJIT が現在クラウドファンディングの Kickstarter で出資募集中のスクラッチプレイ用フェーダーコントローラー Mixfader を紹介。



 プロジェクトの締め切りは2015年7月1日となっていて、1ヶ月を残した現時点ですでに目標金額の50,000ユーロ(約680万円)を超えています。
 プロジェクトが予定通り進めば11月に支援者に向けてリリースされます。

 現在スマホ/タブレット用の DJ アプリは群雄割拠の状態ですが、ターンテーブリストのように"演奏する"スクラッチプレイに限っていえば、本来のアナログターンテーブルと DJ ミキサーのクロスフェーダーで行っていたクイックな操作を画面上のプラッタとフェーダーだけで忠実に再現するのは構造的・感覚的に難しい部分も存在します。

 その代わりにモバイル用の DJ コントローラーを使うとなると、比較的コンパクトなものでもフェーダーやノブなど一通りの機能をある程度の大きさに収める必要があるため、クロスフェーダーもそれに合わせて若干小さくなっていたりするので、スクラッチプレイを多用するターンテーブリストにとって操作的・耐久的に満足できないこともあるかもしれません。

 それらの問題に対する回答として DJIT は Mixfader と名付けられたコントローラーを用意しました。



 ポケットにも入れられる手のひらサイズのコンパクトなアルミニウムのボディには、クロスフェーダーだけが搭載されている思い切った設計で、iOS/Android デバイスとの接続は Bluetooth 4.0 を介してワイヤレスで行われます。

 電源は内蔵バッテリーで、25分の充電で約10時間の DJ プレイに耐えるとのこと。充電端子は mini USB 端子により行うことができます。

 パテントの独自テクノロジーを使用して、通信による操作のレイテンシーを極限まで抑えているそうです。



 対応 DJ アプリはリリースに合わせて、後日 App Store/Google Play Store で配布が予定されています。




ボディが小さく軽いだけに激しいプレイでも浮かないように何かで固定しないとダメかな?

[関連サイト]
 DJIT
 Kickstarter


iTunes App Store からダウンロード edjing - dj turntables songs mixer
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2014/12/15 (Ver.4.1.3)
価格: 無料


Google Play からダウンロード edjing - dj turntables songs mixer
カテゴリ: 音楽&オーディオ
リリース: 2014/12/15 (Ver.4.3.7)
価格: 無料



手のひらサイズでもサウンドは本格派のポケットシンセ Teenage Engineering Pocket Operatorシリーズ(PO-12/PO-14/PO-16)

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スウェーデンの Teenage Enginerring がリリースしているポケットサイズの本格シンセサイザー Pocket Operator シリーズ3機種 が、正規代理店の Media Integration から正式に日本国内でも発売されることになりました。
2015年6月中旬発売予定で、価格は各9,800円(税込)前後。



ラインナップは3機種でサウンドの種類に違いがあります。
  • PO-12 rhythm
    16種類のシンセサウンドとサンプリング機能を搭載したドラムマシン
  • PO-14 sub
    15種類のシンセサウンドと1種類のドラムを搭載したベースシンセ
  • PO-16 factory
    15種類のシンセサウンド+1種類のドラムを搭載したリードシンセ
 シンセ音源は FM (周波数変調)方式、減算方式、ウェーブテーブル方式、弦の物理モデリング音源を搭載、エフェクトはディレイ、ビットクラッシャー、フィルターなど16種類のエフェクトが利用可能。

 ノートやエフェクトの入力はパンチインと呼ばれる方式で、シーケンスグリッドに16個のボタンを使ってノートやエフェクトを少しずつ追加(パンチイン)していくというものです。(と書いておきながら実はまだ仕組みがよく分かってません…)



 スウェーデンのファッションブランド Cheap Moinday とのコラボレーションによる手のひらサイズの基板そのままのボディには、23個のボタンと2つのノブ、モノクロ LCD が配置されています。

 重要なパーツは基板表面と LCD 裏の間のスペースに配置されていて、頭脳となる Silicon Labs 製 マイクロコントローラー(MCU) や、Cirrus Logic 製 DA コンバーター、knowles 製の高音質スピーカーが内蔵されています。

 側面にはオーディオ入力端子1つと出力端子1つを備えていて、オーディオ入出力以外にシンク入出力機能も備えていて、PO シリーズや他メーカーのシンセ、シーケンサーとの同期にも利用できるようになっています。

 基板裏面にはバッテリー駆動のための単三電池2本用のホルダーのほか、ハンダ付けで配線して利用できる JTAG プログラミングポート12端子、外部スピーカー接続用端子も備えています。

 配置を工夫することでケースレスで利用できるようコストダウンしつつ、その節約分で重要パーツの高品質化をはかっているとのこと。

 それでもやっぱりケースが欲しいという人のために、別売りオプションとして各機種に合わせたシリコンケースも発売予定となっています。


別売りオプションのシリコンケース

» その他の共通する特徴
  • Silicon Labs 製 EFM32 Gecko 32bit マイクロコントローラー採用
  • Cirrus Logic 製 DA コンバーター採用
  • FM、減算、ウェーブテーブル、弦の物理モデリングのシンセエンジンを搭載
  • ディレイ、ビットクラッシャー、フィルターなど16種類のエフェクト
  • パンチイン方式によるノート、エフェクトの入力
  • パラメーターロック機能
  • 自動コンプレッサーとハードウェアリミッター搭載
  • 16ステップ/16パターン、パターンチェイン/スウィング機能付きシーケンサ
  • オーディオ入出力端子(入力×1、出力×1、3.5mm ジャック)
  • オーディオ入出力端子を利用した他シンセとのシンク機能
  • knowles 製の高音質スピーカーを搭載
  • JTAG プログラミングポート (裏面、12端子)
  • 外部スピーカー用ポート (裏面、2端子)
  • ユニークなアニメーションが楽しめる LCD ディスプレイ
  • 時計・アラーム機能
  • 単三電池2本で駆動、スタンバイモードで約2年間使える省電力設計
  • 折りたたみスタンド、切り離し可能なハンガー
  • 別売りのシリコンケース pro case に対応






デモを聴いて想像以上の多彩なサウンドにちょっとびっくり。
ベースのデモに好みのいい感じのサウンドがありました。

シーケンサーにスウィング機能がちゃんと付いてるあたりは抜け目がないというか、これがあるのとないのとではビートのノリが全然変わってきますよね。

[関連サイト]
 Teenage Enginerring
 Cheap Moinday
 Media Integration


【正規輸入品】 Teenage Engineering OP-1 ポータブルシンセサイザー

【正規輸入品】 Teenage Engineering OP-1 ポータブルシンセサイザー

  • 出版社/メーカー: Teenage Engineering
  • メディア: エレクトロニクス

ハングドラムのようなハンドパンタイプのUSB/Bluetooth MIDI コントローラー OVAL

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スペインの Oval Sound がクラウドファンディングの Kickstarter で出資募集中のハンドパンタイプの USB/Bluetooth MIDI コントローラー OVAL を紹介。



 Oval Sound はハングドラム・プレイヤーの Ravid Goldschmidt とインタラクションリサーチャーの Alex Posada が中心となって設立された会社です。

 プロジェクトの締め切りは2015年7月12日で現在37日を残していますが、すでに目標金額の10万ユーロ(=約1,300万円)を超えています。
 プロジェクトが順調に進めば2016年4月に初期支援者に向けてデリバリーされる予定です。

 初期支援者(Very Early Bird) 向けはホワイト50台限定で349ユーロ(=約48,800円)、早期支援者(Early Bird) 向けは3色250台限定で399ユーロ(=約55,700円)、早期以降は3色250台限定で499ユーロ(=約69,700円)、他に CD、Tシャツ、公式ブックなどでの支援やそれらがセットになったものもあります。
 Very Early Bird 向けはすでに完売済みで、他はまだ残りがあります。



 OVAL はハングドラムのようなハンドパンの形をした USB/Bluetooth 両対応の MIDI コントローラーで、同心円上に配置された7つ、中心部分に1つのパッドを装備しています。

 激しい演奏にも耐えるパッドはベロシティと X/Y 位置を検出する5つの感圧センサーを内蔵したマルチセンシング対応で、1つのパッドで複数のレイヤーで構成したサウンドを変化させることも可能。

 各パッドには LED が内蔵されていて、位置を教えるフォローモードやゲームモード、メトロノームモード、などで活用されます。(初期の試作品には LED が付いていなてタイプがあったようです)



 外装の材質は人工大理石(アクリル、石英、大理石、ボーキサイトの粉を混ぜて固めたもの)で、カラーはホワイト (Glacier White)、レッド (Royal Red)、グレー (Deep Grey)のマットカラー3色となっています。



  • ARM Cortex M3 マイクロプロセッサー搭載
  • サイズ: 420 × 420 × 125 mm、重量: 3.1kg
  • 材質: 人工大理石(アクリル、石英、大理石、ボーキサイト)
  • RGB LED 内蔵マルチセンシング対応感圧パッド× 8個
  • USB 端子から充電可能なリチャージブルリチウムバッテリー内蔵
  • クラスコンプライアント USB-MIDI 対応
    (lightning 端子=iOS デバイス、USB 端子= Android、PC/Mac)
  • Bluetooth 4.0 による Apple BLE MIDI 対応 (iOS 8/OS X Yosemite)
  • Bluetooth 4.0 Low Energy (BLE) 対応
  • ペダル、コントローラー用の外部入力端子搭載
  • 専用アプリを用意 (iOS)



 専用の iOS アプリも用意されていて、スケールやキー設定ができる音源(エフェクト付き)としての機能のほかに、レコーディング機能、4トラックシーケンサー機能、パッドの感度設定機能、ユーザー同士のソング共有機能などが利用できるようになっています。

 他にも、ユーザーが作成したソングを共有公開して情報交換ができる専用 Web サイトも準備されるようです。



こ、これ欲しい…(と言いつつも支援するほど余裕はないのだけど)

プロジェクトが順調に進んで、いつか製品が量産化されることを祈ります。

[関連サイト]
 Oval Sound
 Kickstarter
 Ravid Goldschmidt
 Alex Posada
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