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ブラウザで動くHTML5/JavaScriptベースのMIDIシーケンサー g200kg WebSequencer

藤本健さんのブログ "DTM ステーション" で紹介されていたブラウザで動く HTML5/JavaScript で作られた MIDI シーケンサー WebSequencer を紹介。
作者は前にも取り上げたことがある g200kg さん(新谷垣内さん) さんです。

 過去の参考記事はこちら↓
 » Webアプリ間でMIDIデータの送受信を可能にする WebMidiLink
 » HTML5、JavaScript、Audio APIで作られたブラウザで動くモジュラーシンセ

 シーケンサー本体は HTML5 と JavaScript に対応するブラウザなら利用可能のようですが、WebMIDILink を介して制御される Web シンセ音源のほうが Chrome の Web Audio API を利用したものが多いので、Chrome で実行することをお勧めします。(Java で作られているものもあります)

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  • データ入力はマウスドラッグ操作のピアノロール形式
  • ベロシティ、テンポ、ピッチ、プログラム、CC の指定が可能 (8bpqn)
  • 最大4台の WebLinkMIDI 対応 Web シンセをロード可能
  • 最大16トラックが利用可能 (1トラックに対して1つの Web シンセを選択)
  • MIDI ファイルのデータ読み込みが可能
  • MIDI ファイル形式でデータ保存が可能 (他の MIDI プレイヤーで再生可能)
  • URL スキーマ形式でも直接データ保存が可能 (リンクで共有)
といった感じでシンプルながらも MIDI シーケンサーとしての編集機能は一通り実装されています。

 プリセット音源のコンボボックスの一番下にある GMPlayer は、GM 互換のマルチティンバー音源で各 ch ともポリフォニック対応になっているので、既存の GM 用 MIDI ファイルもそこそこ再生できます。


HTML 5 と JavaScript の組み合わせでここまでできる、見本的・実験的な Web アプリといえますが、それを踏まえても素晴らしい取り組みといえるのではないでしょうか。

今後の進化が楽しみですね。

[関連サイト]
 g200kg
 藤本健の"DTM ステーション"

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