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Channel: 音楽方丈記
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KORGとARP創始者のDavid Friendが手を組み、名機 ARP Odysseyが2014年9月に復活

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KORG がグローバルサイトの korg.com のニュースページで、ARP Instruments の共同創業者である David Friend 氏をアドバイザーに迎えて、ARP Odyssey の開発を進めていることをアナウンスしていました。
製品の発表は2014年9月が予定されています。


 ARP Odyssey (アープ・オデッセイ)は、米国 ARP Instruments 社が1972年から1981年までリリースしていたロングセラーのアナログ・シンセサイザーで、その個性的なサウンドとコンパクトなデザインが、今も世界中のファンを魅了し続けているシンセの歴史に名を残す名機のひとつです。


ニュースで公開されたプロトタイプ

 David Friend 氏は創始者の Alan Robert Pearlman 氏と共に ARP Instruments を起ち上げた共同創業者で、ARP Odyssey の設計など数々の製品開発に携わった後、社長としても手腕を奮いました。


David Friend 氏

 不運なことに ARP Instruments は新機種の開発が長期化し難航したため1981年で倒産してしまいましたが、その後 Friend 氏は起業家としても成功し、現在は Carbonite 社の Chairman & CEO を務めながらマサチューセッツ工科大学スローンマネジメントスクールで講師も兼任、他にもニューイングランド音楽院、バークリー音楽大学等の名誉教授にも就任しています。


  ARP Odyssey mkII (Model 2810~2815)

 復活の対象モデルは、公開されたプロトタイプの画像のパネルの色などからわかるように、1975年から1978年まで生産された mkII (Rev.2) と呼ばれるモデルで、Model 2810~2815 のいずれかではないかと思われます。

 オリジナル Odyssey は 2つのオシレーター(ノコギリ波/矩形波)、ローパスフィルター/レゾナンス、ハイパスフィルター、LFO、2つのエンベロープ(AR/ADSR) で構成されるデュオフォニック(2和音)のシンセで、周波数変調(FM) やリングモジュレーション、サンプル&ホールドなどの機能も備えていました。



KORG さん、また思い切ったことしますね…
復活した MS-20 と同じように MIDI IN 端子や USB 端子は搭載してくるはず。
あと、mk I~III のフィルターが切り替えられるスイッチとかあったりして。

初期の YMO でその存在を知ったオッサンとしては、かなり気になるシンセではありますが、問題はやっぱり価格か…
今年9月のお披露目を楽しみに待ちましょう。

そういえば、ソフトシンセで Odyssey を再現した GFORCE Oddity というのがありますが、リリース当時デモ版を触ってけっこうイイ感じだったものの結局買わずじまいでした。

[関連サイト]
 KORG (global)
 KORG (co.jp)


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