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電子レイヤー音源を内蔵したハイブリッド・カホンが登場 Roland ELCajon EC-10

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Roland がエレクトロニックレイヤー音源を内蔵したハイブリッド・カホン ELCajon EC-10 を発表していました。
2016年1月23日発売予定、市場価格は48,600円(税込)前後。



 従来のアコースティック・カホンのサウンドと、内蔵の電子パーカッション音源キット30種類のレイヤーサウンドをミックスできるハイブリッド・カホンです。

 各サウンドキットにはヘッドとエッジに別々のレイヤーサウンドが割り当ててあり、トップパネルでサウンドグループの切り替えやキット選択可能、リアパネルで音量やトリガーバランスなどが調整可能です。

 3W のアンプと16cmのスピーカーを内蔵、AC アダプター駆動に加えて単三電池6本で最大約12時間(最大負荷で約6時間)の連続駆動が可能です。


トップパネルのコントロール(サウンドグループ選択ボタン、キット選択ボタン)

主な特徴

  • サイズ 50×30×30cm、打面にはサペリ材を採用
  • 30種類の電子パーカッションレイヤーサウンドキットを内蔵
    (カホン:10音色、パーカッション:10音色、SFX:10音色)
  • 各キットには打面のエッジとヘッドで別々の音色をアサイン
  • 様々なジャンルの演奏表現に対応する豊富なサウンドバリエーション
  • キット選択、音量調節、トリガーバランスなど直感的な操作が可能
  • MIX IN 端子で外部オーディオ音声をミックス可能
  • オーディオ出力端子装備 (電子レイヤーサウンドのみ出力)
  • 3W アンプ内蔵の16cm コアキシャルスピーカー搭載
  • 単三電池6本で最大12時間(最大負荷6時間)の連続使用が可能
  • AC アダプターが付属

公式デモ






ピックアップを内蔵した"エレクトリック"カホンやピックアップキットは既に他メーカーからいくつかリリースされていますが、内蔵音源をレイヤーする"エレクトロニック"カホンは世界初?

ピックアップを内蔵してアコースティックサウンドのほうもミックスしてオーディオ出力できたらなお良かったかも…

[関連サイト]
 Roland
 Roland - ELCajon EC-10


Roland ローランド Electronic Layered Cajon EC-10

Roland ローランド Electronic Layered Cajon EC-10

  • 出版社/メーカー: Roland(ローランド)
  • メディア: エレクトロニクス

楽天で Roland ELCajon EC-10 を探す



Rolandからモジュラー式アナログシンセ全部入りセット SYSTEM-500 Complete Setが登場

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Roland がモジュラー式アナログシンセサイザー SYSTEM-500 シリーズのモジュール5台をラックケースにセットした全部入りセット SYSTEM-500 Complete Set を発表していました。
2016年3月下旬発売予定で、初年度生産台数は1,000台を予定。



 同社が1970年代にリリースした名機 SYSTEM-700/SYSTEM-100 の流れを汲み、純アナログ回路が採用された SYSTEM-500 シリーズは、512(オシレーター)、521(フィルター)、530(アンプ)、540(エンベロープ/LFO)、572(エフェクト)の5種類で構成されます。


 
 各モジュールは専用ユーロラックケース SYR-E84 に収められ、各モジュールへの電源供給とモジュール同士の基本接続済みなほか、前後に取り付け可能なケースカバー1つ、AC アダプター、パッチングケーブル10本が付属しています。

主な特徴

  • SYSTEM-500 シリーズ5機種のアナログモジュールがワンパッケージに
  • 最新技術による Roland ビンテージアナログサウンド
  • パワーサプライ機能、パッチケーブルも付属した入門にも最適なセット
  • 平置き/斜め置き/スタックが可能な可搬性に優れた堅牢なラック
  • 矩形波/三角波/ノコギリ波を持った VCO を2基搭載した512(オシレーター)
  • 2種類のカットオフを持つ HPF と LFO を2基搭載した521(フィルター)
  • 3ch のオーディオ/CV ミキサーを各2基搭載した530(アンプ)
  • 反転出力可能な ENV を2基と5波形の LFO を搭載した540(ENV/LFO)
  • Phaser/Delay/Gate Delay、反転可能な LFO を搭載した572(エフェクト)
  • 各モジュールの配列は用途やプレイスタイルに合わせて自由に変更可能
  • アメリカで生産し日本で組み立てる事で厳格な品質管理を徹底

512 Modular VCO (オシレーター)


独立した2つのオシレーター構成で、矩形波、三角波、ノコギリ波の3種類の波形を搭載。

521 Modular VCF (フィルター)


2ブロックのフィルター構成で、各ブロックのローパスフィルターは、フリケンシー (FRQ) とレゾナンス (RES) の操作によるリアルタイムコントロールが可能。

530 Modular VCA (アンプ)


3チャンネルの CV ミキサーを各2基装備し、各インプットのオーディオ信号に対してリニア/エクスポネンシャルの2種類の特性による CV ゲインのコントロールが可能。

540 Modular 2ENV-LFO (エンベロープ/LFO)


エンベロープジェネレーター (ENV) を2基と LFO (Low Frequency Oscillator)を1基搭載した多目的モジュール。

572 Modular PHASE SHIFTER/DELAY/LFO (エフェクト)


LFO、フェイザー、アナログディレイ、ゲートディレイを持ったマルチエフェクト・モジュール。

公式デモ





各モジュールとラックは単品単位では既に年末から発売されていますが、完売しているところも多く品薄状態が続いているようです。

単品で揃えた場合と Complete Set でどれくらい価格差があるか現時点では不明ですが、パッチケーブル10本分を含めてもそれほど大きな差はないと思われます。

セットで買うか、見つけ次第単品を買うか、悩ましいところですね。


[関連サイト]
 Roland
 Roland - SYSTEM-500 Complete Set
 Malekko Heavy Industry


楽天で Roland SYSTEM-500 を探す

シンセ音源も内蔵したMIDI/USB/CV/Bluetooth対応コントローラー Roland A-01

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RolandRoland Boutique シリーズ の新製品 で、MIDI/USB/CV-GATE/Bluetooth に対応した A-01 を発表していました。
2016年1月29日発売予定で、市場予想価格 56,000円前後。(A-01K)

コントローラー A-01 と Roland Boutique シリーズのキーボードユニット K-25M がセットになった A-01K として販売されます。
(A-01 単体の販売があるのかは現時点では未確認)



 有線接続用にMIDI IN/OUT 端子、USB micro B 端子(USB-MIDI)、CV/GATE OUT 端子を装備、ワイヤレス接続用に Bluetooth LE に対応。
 最新のシンセや音源、モバイルデバイスの音楽アプリ、PC/Mac の DAW から CV/GATE を備えたビンテージアナログシンセまで幅広い機器のコントロールに対応。



 フロントパネル上には 4個のロータリーノブ、12個のファンクションボタン、2つのリボンコントローラー、192×40ピクセルの LCD を搭載。

 また、8bit CPU と 8KB のメモリを利用して作られたバーチャルアナログシンセ音源と16ステップのシーケンサーも搭載し、単体でもサウンドジェネレーターとしても利用が可能になっています。

 単三電池4本で駆動可能なほか、USB バスパワー駆動にも対応、本体内には 0.5W のモノラルスピーカーを内蔵しています。







全方位対応のコントローラーにシンセ音源まで載せたのが Roland らしいというか。
贅沢をいえばコントローラー機能だけ、シンセ音源だけにしたローコストバージョンもあればなお良かった?

8bit CPU と 8KB のメモリという少ないリソース縛りで開発されたシンセ部分には、職人の拘りを感じさせます。
1983年の JX-3P の開発を担当した元 Roland の方が開発されたとのこと。
興味がある方は開発者インタビューもぜひ読んでみてください。
「Roland Boutique 製品開発ストーリー #3」


[関連サイト]
 Roland
 Roland Boutique
 Roland A-01


ROLAND A-01K MIDIコントローラー シンセサイザー

ROLAND A-01K MIDIコントローラー シンセサイザー

  • 出版社/メーカー: ROLAND
  • メディア:

楽天で Roland A-01K を探す

BOSSからペダルタイプのギター用ボコーダー登場 BOSS VO-1 Vocoder

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RolandBOSS ブランドでギター/ベース用のボコーダー VO-1 Vocoder を発表していました。
2016年3月発売予定。


 BOSS 定番のペダル型ボディで、従来シンセを音源としていたボコーダーサウンドをギターやベースでも実現可能にしたエフェクターです。

 以下の4つのモードが搭載されています。
  • VINTAGE (ビンテージ)
    聴きなじみのあるスタンダードなボコーダーサウンド。
    シンセで演奏したようなボコーダー効果が得られます。
  • ADVANCED (アドバンスド)
    マイク入力音声が明瞭に聴き聞き取れる、
    高解像度の新しいタイプのボコーダーサウンド。
  • TALK BOX (トーク・ボックス)
    トーキングモジュレーターのサウンドを再現。
    チューブを口にくわえなくても TALK BOX サウンドが得られます。
  • CHOIR (クワイヤ)
    マイクを接続しなくても演奏に合わせて自動的に声が付加され、
    広がりと厚みを増したサウンドが得られます。



 VINTAGE、ADVANCED、TALK BOX のモードでは、BLEND つまみでギター/ベースのドライなトーンをミックスして出力が可能で、CHOIR モードではマイク入力なしで VO-1 が生成する声のキャラクターをつまみ操作でコントロール可能です。

 さらに SEND/RETURN を利用して他のエフェクターをつないで加工したサウンドを戻すこと(エフェクトループ)で、より幅広いサウンドメイクにも対応。





ギタリスト、ベーシストで新しいスタイルを模索している人はとりあえず買い?
ギター以外の楽器をつないでも面白いかも。

[関連サイト]
 Roland
 BOSS
 BOSS VO-1 Vocoder



BOSS VO-1 Vocoder ボコーダー エフェクター

BOSS VO-1 Vocoder ボコーダー エフェクター

  • 出版社/メーカー: BOSS
  • メディア:

思いついたメロディを録音して管理できる音楽メモアプリ Apple Music Memos

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Apple からミュージシャン向けの音楽メモアプリ Music Memos がリリースされていました。
App Store 価格は無料。
iOS 9.1 以降の iOS デバイスに対応。





 思いついたメロディを iPhone や iPad で手軽に録音して、タグ付けして管理したり、コードを割り振ったり、ドラムやベースを付け足して確認したり、他アプリやサービスと連携したりといったような、作曲の手助けをしてくれる音楽メモアプリです。

 多くのミュージシャンが iOS の標準アプリ「ボイスメモ」を作曲の音声メモとして使っていることに着目して新たに開発されたとか。



 基本的な使い方はシンプルで、画面中央のボタンを押して内蔵マイクで録音を始めて、止めたいところでもう一度ボタンを押すだけです。

 画面左上の「自動」を押せば自動録音モードになり、入力音声が認識された時点で録音がスタートします。

 iCloud Drive の保存を有効にすれば、同じ Apple ID を使用している iOS デバイス間でメモデータの同期が可能です。



 画面下にドラムとベースのアイコンを押すと、フレーズに合ったドラムとベースを付加してくれます。

 アイコンを長押しするとアレンジパターンの細かい設定変更ができます。



 録音されたフレーズは解析され自動的にコードが割り振られます。

 編集画面では、タグの登録の他に、テンポの変更、コードの編集、データのトリミング、ギターのカポの位置やチューニングの指定、データのエクスポートなどができます。




 データの保存はアプリ本体内から、iCloud Drive や iTunes ミュージックライブラリのほか、GarageBand と連携したり、SoundCloud、YouTube、Dropbox などの主要サービスにエクスポート可能になっています。

 メイン画面の右上の音叉アイコンを押すと、チューナーモードになります。
 
musicmemos11.pngmusicmemos12.png




音楽メモアプリは既にいろいろあると思われますが、わざわざ Apple がリリースしてきたというのは興味深いですね。

次の iOS のメジャーバージョンアップで標準アプリに仲間入りするかも?


[関連サイト]
 Apple Music Memos


iTunes App Store からダウンロード Apple Music Memos
カテゴリー: ゲーム
リリース: 2016/01/21 (Ver.1.0)
価格: 無料


BluetoothでMIDI楽器とiOS/OS Xデバイスを接続するワイヤレスMIDIアダプター YAMAHA MD-BT01 / UD-BT01

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YAMAHA が Bluetooth 接続で MIDI 楽器と iOS デバイスや Mac をワイヤレス接続できる MIDI アダプター MD-BT01UD-BT01 を発表していました。
両製品とも2016年2月1日発売予定、市場価格は6,480円前後。


(左) MD-BT01 (右) UD-BT01

 MIDI over Bluetooth Low Energy に対応したワイヤレス MIDI アダプターで、iOS 8 以降の iPhone/iPad/iPod touch、OS X Yosemite 以降で Bluetooth 4.0 がインストールされた Mac に対応し、Core MIDI に対応したアプリケーションで利用可能です。

 MD-BT01 は、MIDI 楽器側の MIDI IN/OUT 端子に両方に接続だけで動作し、電源アダプタは不要。

 UD-BT01 は USB-MIDI 対応の楽器側の USB B 端子に接続し、バスパワーの電力 (170mW) に足りない場合は、本体の USB A 端子(オス端子)側に USB 電源アダプターなどで電源供給することで動作するようになっています。




次はぜひ CV/GATE に対応した Bluetooth アダプターもお願いします。

[関連サイト]
 YAMAHA
 YAMAHA - MD-BT01
 YAMAHA - UD-BT01


YAMAHA ヤマハ / MD-BT01 ワイヤレスMIDIアダプター

YAMAHA ヤマハ / MD-BT01 ワイヤレスMIDIアダプター

  • 出版社/メーカー: YAMAHA
  • メディア:
YAMAHA ヤマハ / UD-BT01 ワイヤレスMIDIアダプター

YAMAHA ヤマハ / UD-BT01 ワイヤレスMIDIアダプター

  • 出版社/メーカー: YAMAHA
  • メディア: エレクトロニクス

重力波を可聴域の音声波形データに変換すると聴こえるさえずりのような音

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1916年にアインシュタインが一般相対性理論からその存在を導き出し、現在まで観測されたことがなかった重力波 (Gravitational-Wave) が、米国マサチューセッツ工科大学 (MIT) を中心とする国際研究チームによって初観測されたことがワシントン現地時間の2月11日に発表されました。

 質量を持つ物体はその質量に応じて空間をゆがめ押しのけています。重力波は、大質量の物体が動いた際に空間のゆがみが波となって光と同じ速さで空間を伝播していく現象です。



 昨年9月に、地球から13億光年離れたところにある2つのブラックホール(それぞれ太陽の約30倍の質量)が合体したときに発せられたシグナル (GW150914) を、ワシントン州ハンフォードとルイジアナ州リビングストンにある観測施設 LIGO (Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory) の装置で検出、解析を続けた結果それが重力波であると結論付けられました。

 LIGO の Web サイトでは重力波に関する公開資料として、観測した波形を可聴域の音声データ(音波)に変換した動画も公開しています。

 連続するノイズのなかに「プヨ」という短いスイープ音が繰り返し聴こえるのが重力波による「さざ波」なのだそうです。
 このスイープ音は鳥のさえずりに似ていることから Chirps (さえずり)と呼ばれています。




あくまで元々音波ではない波形データを人が聴こえる周波数に変換したものなので勘違いないように。
(重力波が地球に到達しても音は聴こえません)

音に関する時事ネタということで取り上げてみました。
日本の大型低温重力波望遠鏡 KAGRA も含めて今後の成果に期待が膨らみますね。

[関連サイト]
 LIGO (Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory)
 KAGRA 大型低温重力波望遠鏡


ブラックホール・膨張宇宙・重力波 一般相対性理論の100年と展開 (光文社新書)

ブラックホール・膨張宇宙・重力波 一般相対性理論の100年と展開 (光文社新書)

  • 作者: 真貝 寿明
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/09/16
  • メディア: 新書

潮の満ち引きで打ち鳴らされる時の鐘 Tide and Time Bell (by Marcus Vergette)

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英国のデヴォンを拠点に活動する彫刻家で作曲家、ダブルベーシストの Marcus Vergette 氏が主導して進められているプロジェクト Tide and Time Bell を紹介。


photo by Kev Lewis

 21世紀に暮らす現代人の生活の中で、危ぶまれ失われていくあらゆる要素に対する警告と関連付けて、温暖化の気候変動による海面上昇の影響を潮汐力で打ち鳴らされる鐘の音で感じようというプロジェクトです。


photo by Kev Lewis

 鐘は2つの釣鐘の頭をを上下に合体させたような形をしていて、空洞になった結合部分を支点に上下の鐘が打たれるようにハンマーが付けられた振り子の下端が波を捉えるような構造です。
 水位が上がって鐘が浸ってくると段々と音程が変化して高くなっていきます。



 今現在、鐘は英国内に全部で5つあり、デヴォン州のアップルドアなど海岸に設置されています。6つ目の場所として英国の東海岸が候補に挙がっていて、最終的には英国の海岸に12の鐘が設置されるのだとか。
  • Appledore (Devon) - 2009年7月設置
  • Bosta (Isle of Lewis) - 2010年6月設置
  • Trinity Buoy Wharf (London) - 2010年9月設置
  • Aberdyfi (Wales) - 2011年7月設置
  • Cemaes (Anglesey) - 2014年4月設置

Google Maps のストリートビューでも見れるかもしれないと思って探してみたら、5つとも場所を特定できました。

» Appledore (Devon)


» Bosta (Isle of Lewis)

こちらはストリートビューでは海岸まで近寄れませんでしたが、おそらく砂浜の右側で砂浜と2つ目の岩がつながってる辺り。
↓こちらの360度写真には写っていました。
https://goo.gl/maps/J2YAqTP6y8H2

» Trinity Buoy Wharf (London)

こちらはワーフの岸壁の階段の途中にあるためストリートビューでは近寄れませんでしたが、船からのストリートビューに写っていました。

» Aberdyfi (Wales)

中央に写ってる桟橋の下にあるはず。

» Cemaes (Anglesey)

ストリートビュー撮影日が設置前で発見できず。位置的にはこの辺り。
↓こちらの360度写真には写っていました。
https://goo.gl/maps/pVdv9Ckoojt


自然の作用で時間に関係なく音が鳴るオブジェの設置は場所の選定が難しそうです。
1つ目の Appledore では普段は鎖で振り子を固定してあるようでした。

[関連サイト]
 Tide and Time Bell
 Marcus Vergette


アイアンベル Welcome 61127

アイアンベル Welcome 61127

  • 出版社/メーカー: ポッシュリビング
  • メディア: Tools & Hardware

14台のフロッピーディスクドライブ(FDD)が奏でるデペッシュモードのMaster And Servant

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Depeche Mode の名曲 Master And Servant を14台の3.5インチ・フロッピーディスクドライブ (FDD) と1台のハードディスクドライブ (HDD) のモーターを駆動させて演奏している動画を YouTube で見つけました。



 FDD のモーターで演奏させる動画は今までに何回か取り上げていますが、さすがに14台も動くと音に厚みが出ていい感じに仕上がってます。



Depeche Mode の原曲はこちら↓


 Master And Servant は1984年にリリースされた4枚目のアルバム Some Great Reward に収録されていて、2nd シングルとしてリリースもされていました。


左:7inch Single、右: MAXI CD /12inch (Slavery Whip Mix)

 Some Great Reward は工場の機械ノイズのような金属音のサンプリングを多用した硬質なサウンドが主体で、1st シングルの People Are People も含めてイイ曲揃いの名盤だと個人的には思っています。



 アルバムは CD 以外に当時リリースのグレービニールのアナログ盤、Master And Servant のシングルは MAXI CD (Slavery Whip Mix) と7インチアナログ盤を所持しています。(他にボックスセットとかにもダブって入ってたりしますが…)


YouTube には他にも同じ作者が作った FDD ミュージックがたくさん。
プレイリストには59曲登録されていました。



[関連サイト]
 Depeche Mode


Master And Servant

Master And Servant

  • 出版社/メーカー: Reprise/Mute
  • 発売日: 2004/09/28
  • メディア: MP3 ダウンロード
サム・グレート・リウォード(紙ジャケット仕様)

サム・グレート・リウォード(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: CD
磁気研究所 フロッピーディスク 3.5インチ2HD Windows用 10枚パック

磁気研究所 フロッピーディスク 3.5インチ2HD Windows用 10枚パック

  • 出版社/メーカー: MAG-LAB
  • メディア: Personal Computers


2000個のローリングボールが3000個の木製パーツで作られたマシンの中を巡って音楽を奏でる Wintergatan Marble Machine

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MAKE で紹介されていた木製マーブルマシン Wintergatan Marble Machine の演奏が素晴らしかったのでここでも紹介しておきます。



 スウェーデンのエレクトロニカユニット Detektivbyrån (ディテクティヴビィロン) の元中心メンバーで、現在 Wintergatan (ウィンターガタン)のメンバーとして活動している Martin Molin が中心となって製作されました。



 木製のフレームや歯車など3000個のパーツを組み合わせて、約14ヶ月を費やして精密に作られたマーブルマシンの中を2000個の金属製ローリングボールが転がって、ビブラフォン、ドラムセット、ベースギターを見事なタイミングで演奏していきます。
(ちなみにマーブルマシンとは工夫を凝らした道筋の上に小さな球を転がして遊ぶオモチャの総称です)




 人力の手回しハンドルからベルトドライブで惰性回転するブレーキ付きのフライホイールが回り、さらに本体中央にある2つの大きなメインホイールやボールをスロットへ運ぶコンベアなどが駆動されます。



 2つのメインホイールの表面の黒い部分にはシーケンスのデータとなるピンが埋め込まれていて、本体上部のスロットにあるボールを送り出すアームを動かすトリガーになっています。




 楽器から奏でられた音とマシン全体の動作音はマイクやラインを通してミキサーに送られ、最終的には DAW の Logic Pro でレコーディングされ、楽器音の音質加工や動作音とのミックスバランスなどが調整されています。


↓製作過程の様子を収めたダイジェストも公開されています。


↓こちらは7エピソードのプレイリストになってます。



これはもうスゴいとしか言いようがないというか。
アイディアを形にして音にする、まさにアーティストと言えます。

演奏される曲のほうもイイ感じで、想像してたオモチャっぽい音ではなくて、 (DAW で調整されていたので)まとまりのあるサウンドで意表を突かれました。

[関連サイト]
 Wintergatan
 Detektivbyrån
 Apple Logic Pro


Wintergatan(DVD付)

Wintergatan(DVD付)

  • アーティスト: ウィンターガタン
  • 出版社/メーカー: Smile Company
  • 発売日: 2013/12/11
  • メディア: CD
E 18 アルバム

E 18 アルバム

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2008/05/02
  • メディア: CD
Wermland

Wermland

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ais
  • 発売日: 2008/09/03
  • メディア: CD

KORG volcaシリーズに新にFM音源を搭載したデジタルシンセ volca fm が登場

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KORG が volca シリーズの新機種で FM 音源を搭載した デジタルシンセ volca fm を発表していました。
2016年3月下旬発売予定で、市場予想価格は13,000円前後。



 FM (Frequency Modulation=周波数変調)音源方式というと、1983年の YAMAHA DX 7 の衝撃的な登場を始め、DX/TX/SY/TG シリーズや PC 用音源チップ (OPxシリーズ) などに採用され、デジタルシンセの代表的音源方式として幅広く知られていますが、volca fm は3ボイスながら6オペレーター、32アルゴリズム構成で、KORG と関連会社である YAMAHA との関係から、内部的には DX シリーズのサウンドを完全再現しているようです。


主な特徴

  • 3 ボイスポリフォニックの FM 音源デジタルシンセサイザー
  • 6 オペレーター、32 アルゴリズムによる DX 7 との完全な互換性
  • YAMAHA DX 7 の SYS-EX/SYX データを読み込み可能
  • 最大プログラム数 32音色
  • FM のサウンドエディットを容易にする MODULATOR、CARRIER ノブ
  • コーラスエフェクトを搭載
  • オートメーション可能な16 ステップ×16パターンのシーケンサー
  • 複雑なパターンを作り出す WARP ACTIVE STEP、ARPEGGIATOR、PATTERN CHAIN
  • volca シリーズ初のアルペジエイター機能
  • 2 台のvolca fm をシンク接続してデータを完全クローン化可能
  • 単三電池6本駆動、内蔵スピーカー内蔵でどこでも使えるコンパクトサイズ
  • ヘッドフォン出力、MIDI IN 端子、SYNC IN 端子、SYNC OUT 端子
  • FM エディットパラメータ/アルゴリズムリスト、シンクケーブルが付属
  • 別売りアクセサリー AC アダプター (KA350)



 volca fm を2台シンク接続することで、パラメーターをエクスポートしてクローン化が可能なほか、従来通り volca シリーズや SYNC/MIDI 端子対応機器との連携や制御が可能です。



 FM 音源のエディットパラメーターとアルゴリズムをリストにしたチートシートが標準で付属します。

公式デモ






KORG の FM 音源シンセの今昔

KORG が FM 音源のシンセをリリースするのは今回が初めてではなく、1986年に DS-8、1987年に 707 がリリースされていたりします。




 当時経営状態が芳しくなく、YAMAHA との資本提携で供給された 4オペレーター8アルゴリズムの FM 音源チップが採用されていました。

 機能面では正弦波以外の波形やデジタルエフェクトが追加されていたり、操作面では難解な FM 音源のパラメーターのエディットがしやすいように独自の工夫がしてあり、volca fm にもその精神やノウハウは受け継がれているかもしれません。


[関連サイト]
 KORG
 KORG - volca fm



楽天で KORG volca fm を探す

Appleが4インチサイズの iPhone SEを発表、3月24日予約開始、3月31日発売開始

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Apple が4インチサイズの追加モデル iPhone SE を発表しました。
日本国内は3/24予約開始、発売開始は3月31日。

SIM フリー版の価格(税別)は16GB 52,800円、64GB 64,800円。
各キャリアの販売価格は現時点では未発表。



 カラーはローズゴールドを含む全4色、画面サイズは iPhone 5s と同サイズの4インチ(1136×640)の Retina HD ディスプレイを採用、ただし iPhone 6s で採用された 3D Touch 対応の Retina ディスプレイと容量性圧センサー、押込み感触を擬似再現する Tapic Engine、デュアルドメインピクセルは未採用。
 CPU は3世代目の64bit A9 プロセッサ(M9 モーションコプロセッサ内蔵)を搭載。iPhone 6 以降で採用された気圧計は非搭載。

 iSight カメラは12Mピクセルにアップ、サブピクセルのクロストークを低減した新センサー Focus Pexels を採用し、4K ビデオ撮影や、写真に短い動きと音を追加できる Live Photos にも対応。

 通信関連では300Mbpsの LTE-Advanced に対応(ただしキャリアアグリゲーションは非対応)、Wi-Fi は従来と同じく 11a/b/g/n/ac に対応。NFC も搭載されていますが、現時点の日本では Apple Pay には未対応。
  • シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色
  • 容量 16GB、64GB
  • A9 64bit プロセッサ、M9 モーション・コプロセッサ
  • 4インチ(1136×640ピクセル) Retina HD ディスプレイ
  • LTE-Advanced 300Mbps、VoLTE (待受10日間、通話14時間、動画13時間)
  • NFC、Bluetooth 4.0、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
  • iSight カメラ (12Mピクセル、Live Photos、Focus Pixels、F2.2、自動手ブレ補正、TrueTone フラッシュ、露出コントロール、顔検出)
  • ビデオ撮影 (4K 30fps、1080p 30fps/60fps、スロー 120fps/240fps、タイムラプス、TrueTone フラッシュ、動画手ブレ補正、顔検出)
  • FaceTime カメラ (5Mピクセル 720p、Retina Flash、ビデオ通話、露出コントロール、顔検出)
  • iOS 9 対応 (AirDrop、AirPlay、CarPlay、iCloud Drive、Siri)
  • Touch ID 指紋認証センサー(従来の2倍の感度)
  • 3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー
  • GPS/GLONASS、デジタルコンパス、iBeacon
  • nano-SIM カードスロット、lightning コネクタ
  • サイズ: 123.8(H) × 58.6(W) × 7.6(D) mm、重量:113g
  • ヘッドフォン付属 (Apple EarPods with Remote and Mic)




今のところ iPhone 5s を使い続けているのですが、とりあえず秋の iPhone 7 まで待って期待外れなら iPhone SE を買おうと思います。

[関連サイト]
 Apple

AppleがiPad Proの9.7インチモデルを発表、3月24日予約開始、3月31日発売開始

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Apple が iPad Pro の9.7インチモデル iPad Pro を発表していました。
2016年3月24月予約受付開始、3月31日から発売開始。

Wi-Fi モデル 32GBが66,800円、128GBが84,800円、256GBが102,800円、Wi-Fi+Cellular モデル 32GBが82,800円、128GBが100,800円、256GBが118,800円。



 9.7インチ 2048×1536ピクセルのディスプレイ、A9X プロセッサ(M9 内蔵) を搭載、iPad Air 2 に比べ1.8倍のパフォーマンスアップ。

 12.9インチモデルには採用されていない、広色域ディスプレイと True Tone ディスプレイを採用、4つの環境光センサーが周囲の光に合わせて最適なディスプレイの色と明度を自動的に調整する機能が備わっています。

 また iSight カメラはF2.2の12メガピクセルで、Focus Pixels、True Tone フラッシュを搭載し Live Photos にも対応して、12.9インチモデルより iPhone 6s 相当に強化されています。

 12.9インチモデル同様に iOS 9 のマルチタスク2分割画面表示にも対応しているほか、縦横の向きによってステレオ音声の偏りがないように4つのスピーカーが本体四隅に配置されています。

 周辺機器用として Lightning コネクタとは別に、新たに本体側面に3つの接点をもつスマートコネクターが搭載され、同時発表の Smart Keyboard (16,800円)などと簡単に直結できるようになっています。



 専用アクセサリとしてカバー兼キーボードの Smart Keyboard (16,800円)、 スタイラスペン Apple Pencil (11,800円)に対応。


  • 9.7インチ( 2048×1536)の Retima ディスプレイ搭載
  • (W)169.5mm×(H)240.0mm×(D)6.1mm、437g(444g)
  • ゴールド、スペースグレイ、シルバー、ローズゴールドの4色
  • 容量は32GB、128GB、256GB の3モデル
  • 64bit アーキテクチャ A9X 搭載(モーションコプロセッサ M9 内蔵)
  • 指紋認証センサー Touch ID 搭載
  • iPad Air 2 から1.8倍向上したパフォーマンス
  • バッテリー駆動時間 最大10時間
  • Wi-Fi モデルは11a/b/g/n/ac(2.5GHz/5GHz、MIMO) 対応
  • Wi-Fi + Cellular モデルは 4G LTE 対応
  • 12Mピクセル iSight カメラ搭載
    (Focus Pixels、True Tone フラッシュ、Live Photos、1080p HD 対応)
  • 1.2Mピクセル FaceTime HD カメラ搭載(720p)
  • オペレーティングシステム iOS 9





iPad Pro 12.9インチモデルと iPad Air 2 の間を埋めるモデルとしては妥当な気もしますが、コンセプト的にはやや中途半端?

個人的には割高感があるので、iPad Air ユーザーとしては iPad Air 2 の次がどうなるのかが気になります。

[関連サイト]
 Apple

KORGからiOSデバイス用のコンパクトなMIDI/オーディオインターフェイス plugKEY 登場

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ここ数カ月のあいだ本業の方が忙しく、ブログ更新に時間を割くことができませんでしたが、これからまた少しずつコツコツ更新していきたいと思っています。

KORG が iPhone/iPad 用のコンパクトなモバイル MIDI/オーディオインターフェイス plugKEY を発表していました。

2016年7月下旬発売予定、メーカー価格は13,500円(税抜)。
iOS 8 以降搭載の iPhone 5~、iPad 第4世代~、iPad mini~、iPod touch 第5世代~に対応。



 外部 MIDI デバイスから楽器アプリや音楽制作アプリを使って、オーディオを出力するためのシンプルでコンパクトなインターフェイスです。



 iOS デバイスと接続するための Lightning コネクタ、オーディオライン出力(L/R,mono,フォーン)端子×1ポート、MIDI IN 端子×1ポート、ヘッドフォン出力(ステレオミニジャック)端子×1ポート、ボリューム調整ノブ、充電専用の microUSB ポートを備えています。

 カラーバリエーションはブラック (BK) とホワイト (WH) の2種類。サイズは 60(W) × 74(D) × 23(H)mm、重量 69g。

 iOS デバイスに接続したまま microUSB 端子に 別売りの AC アダプタ(DC5V) を接続すれば、iOS デバイスの充電しながら使うこともできます。
(microUSB 端子は充電専用で PC など他のデバイスを接続するのは不可だそうです)





まだ具体的な市場価格は判明していませんが、おそらく1万円を切ると思われます。
iPad/Phone の音楽アプリユーザーは来月末の発売開始をお見逃しなく。

[関連サイト]
 plugKEY
 KORG



ハンガリーのINTROWEARTからTR-808/TR-909をモチーフしたTシャツ登場

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ハンガリーの INTROWEART がリリースしている TR-808/TR-909 をモチーフしたTシャツを紹介。


Rhythm Poser 808



Roland ドラムマシンの名機 TR-808 をモチーフにした Rhythm Poser 808
価格は17ユーロ(=約2,000円)。
生地はコットン100%、色はブラックのみで、図柄は抜染プリント。
肩や裾はダブルニードルで処理された耐久性のある作りになっています。
ユーロサイズで S/M/L/XL/XXL があります。

909 Golden Ratio



Roland ドラムマシンの名機 TR-909 をモチーフにした909 Golden Ratio
価格は17ユーロ(=約2,000円)。
生地はコットン100%、色はグレー(Cool Gray 7C)のみ、図柄は抜染プリント。
肩や裾はダブルニードルで処理された耐久性のある作りになっています。
ユーロサイズで S/M/L/XL/XXL があります。


日本にも郵送してもらえると思うので、興味がある方は問い合わせてみてください。
(上の写真の見本は先日郵送してもらったものです)

[関連サイト]
 INTROWEART

ART Teknikaからインパルスレスポンスを利用するiOS用コンボリューションリバーブ iConvolver登場

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ART Teknika からリリースされた iOS 用のリバーブエフェクトアプリ iConvolver - Convolution Reverb を紹介。

App Store 価格は通常960円、発売記念セール価格480円。
iOS 7以降の iPhone/iPad/iPod touch に対応。
快適に使用するには64bit 機種の iPhone 6/iPad Air 以降を推奨。





 iConvolver はインパルスレスポンス (Impulse Response) を利用するコンボリューションタイプの超強力な本格リバーブです。
 リバーブに加えてハイパス、ローパスフィルターも備えています。

 単体でのマイク入力の他に、Audiobus、Inter-App Audio にも対応しているので、他の音楽アプリからの入力、出力にも対応しています。

インパルスレスポンスとコンボリューション

 音響におけるインパルスレスポンス (IR) は、特定の空間の反響特性(反響音)をサンプリングし数値化したデータを指します。
 反響特性はホールのような空間だけでなく、エフェクター、スピーカー、マイクなど機器自体の出力特性も記録して利用することも可能です。

 コンボリューションとは数学用語の畳み込み演算のことで、簡単にいうと関数aをX方向に移動させながら関数bに重ねて足し合わせるといった積分処理のことを指し、入力音声と IR を畳み込み演算させることで IR の元空間と同じような残響効果が得られるリバーブをコンボリューションリバーブと呼びます。

 大抵のコンボリューションリバーブにはプリセットでいくつか IR データが付属しますが、後からユーザーが任意の IR を用意して追加することも可能になっています。

iConvolver の主な特徴

  • ART Teknika オリジナルのコンボリューションエンジン搭載
  • ゼロレイテンシーを実現
  • インパルスレスポンスファイルの読み込みに対応(WAV/AIFF形式)
  • ファイル共有、Open In で他のアプリからのコピーに対応
    (Open In は ZIP 形式の読み込み・展開にも対応、パスワード付き未対応)
  • より音を作り込むためのローパス、ハイパスフィルターを搭載
  • Audiobus、Inter-App Audio に対応、スタンドアロン動作可能
  • すぐに使えるオリジナル IR ファイル100個以上が標準で付属
  • iPhone/iPad のどちらでも使えるユニバーサルアプリ形式



画面構成と操作

 操作画面は比較的シンプルで画面上部に IR のグラフが表示され、画面下部にボタン、スライダー類が並びます。

 「FILTER/DELAY」ボタンで、ハイパスフィルター、ローパスフィルター、プリディレイのスライダーが表示されます。

 「WET/DRY」ボタンで、ウェット、ウェットバランス、ドライのスライダーが表示されます。両端の INPUT、OUTPUT は「FILTER/DELAY」と同じく固定です。

 「LOAD」ボタンを押すと IR プログラムの選択ブラウザが開きます。「LOAD」ボタンを押す以外に画面のグラフ部分を左右スワイプすることでプログラムの切り替えが可能です。

 その他画面最下段には、ミュート、バイパス、リセットなどのボタン、右下にオプション設定ボタンが並びます。

 ちなみに iPad では1画面にすべてのスライダーが表示され、より使いやすくなっています。



» 参考: Audiobus の FX にセットした例↓


» 参考: iPad で動かしたときの画面構成↓



iOS デバイスで手軽にコンボリューションリバーブが使えるなんて素晴らしい。

Audiobus 経由で民族楽器、弦楽器、打楽器などの楽器アプリにかけてやるとかなりイイ感じになります。
個人的には OddTunes:Hang に使うのがお気に入りです。

最後に1点だけ、黒背景に赤い文字はちょっと見え辛いかなと思いました。
(デザイン的には黒/赤はかっこいいのですけど)

[関連サイト]
 ART Teknika
 iConvolver - Convolution Reverb


iTunes App Store からダウンロード ART Teknika iConvolver - Impulse Response Reverb
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2016/05/19 (Ver.1.0.0)
価格: 960円(発売記念セール価格480円)


iTunes App Store からダウンロード ART Teknika M/S Proc - Mid/Side Level & EQ
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2016/05/31 (Ver.1.0.0)
価格: 720円(発売記念セール価格360円)


iTunes App Store からダウンロード OddTunes:Hang
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2015/06/24 (Ver.3.6.0)
価格: 120円

ART Teknikaからミッド/サイド成分のレベル調整が可能なiOSエフェクトアプリ M/S Procが登場

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ART Teknika からリリースされた iOS 用のリバーブエフェクトアプリ M/S Proc - Mid/Side Level & EQ を紹介。

App Store 価格は通常720円、発売記念セール価格360円。
iOS 7以降の iPhone/iPad/iPod touch に対応。
快適に使用するには64bit 機種の iPhone 6/iPad Air 以降を推奨。





 M/S Proc はM/S 処理でステレオ成分をミッド成分と両サイド成分に分けてレベル調整と3バンドのイコライジングが行えるエフェクターです。
 
 単体でのマイク入力と音声ファイル入力の他に、Audiobus、Inter-App Audio にも対応しているので、他の音楽アプリからの入出力にも対応しています。

M/S 処理とは?

 音響における M/S 処理 (M/S processing) は、ステレオ音声の処理方法の1つで、左右の2ch 音声の中央のモノラル成分(M=L+R, 和信号)と左右に分散するステレオ成分(S=L-R, 差信号)に分けて処理を行います。
 
 例えば、通常のステレオ音声 (L/R) の状態で、左右のレベルを上げて音圧を上げたつもりでも、ミックスダウン前の各トラックのパンの構成位置によって、全体が上がっていてもセンター(ミッド)成分のレベルには音圧的にまだ余裕がある場合があります。

 M/S 処理では、そのような状態のときにセンター(ミッド)成分と左右のサイド成分を分けてレベル調整することにより、芯のしっかりしたサウンドに仕上げることが可能になります。

 M/S 処理はチャンネルストリップに入れて使うよりもマスター出力やマスタリングなど後工程で利用されることが多いエフェクトです。

M/S Proc の主な特徴

  • M/S 処理による Mid/Side のレベル調整
  • High/Mid/Low の3バンドEQ 調整(Mid はパラメトリック)
  • 外部/アプリからの入力の他、WAV/MP3などのファイルの再生にも対応
  • ファイル再生の場合は処理結果をファイルにエクスポート可能
  • Open In 機能で他のアプリからのインポート/エクスポートに対応
  • ミュージックライブラリの楽曲をインポート可能
  • Audiobus、Inter-App Audio に対応、スタンドアロン動作可能
  • すぐに使えるプリセット付属、ユーザー設定も保存可能
  • iPhone/iPad のどちらでも使えるユニバーサルアプリ形式




画面構成と操作

 操作画面は比較的シンプルで画面上部にレベルと EQ のカーブのグラフが表示され、画面下部にボタン、スライダー類が並びます。

 「MIX」ボタンでミッド、サイド、マスターのレベル調整、「MID」ボタンでミッド成分の 3バンド EQ パラメーター、「SIDE」ボタンでサイド成分の 3バンド EQ パラメーターが並びます。

 3バンド EQ の High、Mid、Low のうち Mid だけはパラメトリックになっていて、周波数(F)と振幅(A)、帯域幅(Q)の調整が可能です。

 画面上部にはモードボタンがあり、「DEVICE」でマイクや Audiobus が使えるデバイス入力モードになり、「FILE」ではインポートした音声ファイル (WAV/MP3/AAC など)を再生して入力することができます。

 モードボタンの横に並ぶのが FILE モードの再生/ループ/エクスポートボタンです。右端の「FILES」ボタンでプリセット、インポートファイルが選択できるブラウザが開きます。ボタンの下には FILE モードの再生シークバーが配置されています。

 画面一番下には、左にエフェクト ON/OFF (OFF で出力停止)、目のようなアイコンはスルー出力 ON/OFF (OFF で入力をそのまま出力)です。

 ちなみに iPad では1画面にすべてのスライダーが表示され、より使いやすくなっています。



» 参考: Audiobus の FX にセットした例↓


» 参考: iPad で動かしたときの画面構成↓



このほか、M/S Proc はミッド成分をカットすることでボーカルキャンセラーとしても使えるようになっていて、プリセットにもいくつか登録されています。

iOS のエフェクトアプリで M/S 処理ができるのは他にないはず。
(いや、自分が知らないだけ?)

iPhone/iPad での楽曲制作する人は仕上げの選択肢に加えてみては?


[関連サイト]
 ART Teknika
 M/S Proc - Mid/Side Level & EQ


iTunes App Store からダウンロード ART Teknika M/S Proc - Mid/Side Level & EQ
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2016/05/31 (Ver.1.0.0)
価格: 720円(発売記念セール価格360円)


iTunes App Store からダウンロード ART Teknika iConvolver - Impulse Response Reverb
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2016/05/19 (Ver.1.0.0)
価格: 960円(発売記念セール価格480円)


iTunes App Store からダウンロード OddTunes:Hang
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2015/06/24 (Ver.3.6.0)
価格: 120円


KORG Gadgetがバンダイナムコスタジオとコラボ、新たに3つのガジェットを追加したv2.5(Kamata)をリリース

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KORG が iOS モバイル音楽制作アプリ KORG Gadget の新バージョン Ver 2.5 (コードネーム: Kamata) をリリースしていました。

通常価格 4,800円で、2016年07月15日まで特別価格2,400円になっています。
iOS 8 以降の iPhone/iPad/iPod touch に対応。





 今回のメジャーアップデート v.2.5 (Kamata) では、バンダイナムコスタジオとガジェットを共同開発、80年代のナムコのビデオゲームサウンドの定番だった波形メモリ音源 (WSG) を再構築したシンセサイザー Kamata、臨場感溢れる本格的アコースティックドラムサウンドの Gladstone、6種類のアンプを内蔵してダイナミックなベースサウンドを捻り出す Madrid、計3つのガジェットが新たに追加されています。
 新ガジェットはいずれもアプリ内購入で各1,800円、2016年7月15日まで特別価格1,200円となっています。

 その他にもエフェクトが強化され、8種類の新エフェクトが追加、インサート数も最大5つになりました。



v2.5の主な変更点

  • 3つの新たなガジェットを追加(アプリ内で購入可能)
    • Kamata:
      バンダイナムコスタジオと共同開発したビデオゲームサウンドガジェット
    • Gladstone:
      臨場感のある本格的アコースティック・ドラム・ガジェット
    • Madrid:
      6種類のアンプを内蔵したリアルダイナミックなベース・ガジェット
  • nanoKEY StudionanoKONTROL Studio との完全な連動に対応
  • 各トラックに8 種類の新エフェクトを追加、インサート数を最大5 個に拡大
  • 使い勝手や安定性を向上させる様々なチューニングを実施

  • Kamata - ビデオゲームサウンドガジェット



     80 年代のナムコのビデオゲーム筐体に搭載され、ビデオゲームサウンドの一時代を築いた波形メモリ音源 (WSG) のカスタムチップ C30 を、バンダイナムコスタジオのサウンドチームが再構築し完全再現したシンセサイザーガジェットです。

     4 ビット32 サンプルの波形テーブルとデチューンなど厳選されたパラメータによって、懐かしいオリジナルサウンドを生かした新しいサウンドデザインが可能。

     ナムコで数々のゲームサウンドを手掛けた小沢純子さんをはじめ、佐野電磁さんなど現役クリエイター達によるプリセットサウンドが収録されています。

    Gladstone - アコースティック・ドラム・ガジェット



     ロック、ポップ、ジャズなどのバンドサウンドには欠かせないリアルで本格的なアコースティックドラムガジェットです。

     即戦力のハイクオリティなドラムキットを20種類搭載、マスターエフェクトに加えて楽曲のシーンに合わせてアンビエンス(ルームオーバーヘッド)が調整でき、臨場感のあるサウンドメイクが可能。

    Madrid - ベース・ガジェット



     こちらもバンドサウンドに欠かせないアコースティックベースやエレクトリックベースがなどの4弦ベースサウンドを受け持つベースガジェットです。

     6 種類のベースアンプと2 系統のエフェクターを内蔵しているので、パワフルでアタック感の強いベースからどっしりとしたファットなベースまで、奏法の違いまでをリアルに再現されています。

    公式デモ






    デモを聴いても(分かる人には)分かるようにかなりの再現度で、あの WSG 音源特有のサラッとした乾いたようなアナログサウンドが忠実に再現されています。

    思わず押入れの奥に眠っていたコレ↓を引っ張り出して、ドルアーガの塔やマッピーを入力したくなりましたw


    ↑上の写真は実際に所持しているものです

    [関連サイト]
     KORG
     KORG Gadget


    iTunes App Store からダウンロード KORG Gadget
    カテゴリー: ミュージック
    リリース: 2016/07/01 (Ver.2.5.0)
    価格: 4,800円 (2016/07/15まで特別価格 2,400円)


    KORG モバイルMIDIキーボード nanoKEY Studio

    KORG モバイルMIDIキーボード nanoKEY Studio

    • 出版社/メーカー: KORG
    • メディア: エレクトロニクス
    KORG MIDIコントローラー ワイヤ USB・ワイヤレス対応 nanoKONTROL Studio

    KORG MIDIコントローラー ワイヤ USB・ワイヤレス対応 nanoKONTROL Studio

    • 出版社/メーカー: KORG
    • メディア: エレクトロニクス

    ヘッドフォン出力2系統装備、充電式バッテリー内蔵のポータブルヘッドフォンアンプ M-AUDIO Bass Traveler

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    M-AUDIO が2系統のヘッドフォン出力を装備した充電式バッテリー内蔵のポータブルヘッドフォンアンプ Bass Traveler を2016年7月23日に発売予定、市場価格は3,500円前後(税込)。


     Bass Traveler は、4極対応のステレオミニジャックのヘッドホン端子を2系統装備したコンパクトなポータブルヘッドホンアンプで、充電式リチウムイオンバッテリーを搭載していてフル充電で約8時間の動作が可能です。

     その他、ボリューム調整つまみと2段階の切り替えが可能な低音ブーストスイッチを装備しています。

    • 4極ステレオミニジャックヘッドホン出力端子×2
    • 4極ステレオミニジャック入力端子×1
    • 約8時間動作可能なリチウムポリマーバッテリー搭載
    • 電源オン、充電状態、Lowバッテリーを表示する LED
    • 電源スイッチ兼用ボリューム調整用ロータリーノブ
    • FLAT(OFF)、M/Hの2段階切替可能な低音ブーストスイッチ
    • 充電専用のマイクロ USB 端子装備
    • 最大出力 約250mW(16Ω)、対応インピーダンス 16〜100Ω
    • サイズ 約W45 × H47 x D16mm、重量 約29g




    肝心の音質がどんな感じなのか気になるところではありますが、この価格なら試しに1つ買ってもよいかなと思ってしまいます。

    [追記] 2016/07/20
    ふと、これに似たサイズ USB オーディオ I/F が上海問屋で売られていたことを思い出し、楽天の上海問屋を見てみたら…
    Bass Traveler とまったく同じ製品を発見しましたw
    ということは M-AUDIO はこれの OEM?





    [関連サイト]
     M-AUDIO
     Bass Traveler


    M-AUDIO Bass Traveler ポータブルヘッドホンアンプ

    M-AUDIO Bass Traveler ポータブルヘッドホンアンプ

    • 出版社/メーカー: M-AUDIO
    • メディア: エレクトロニクス

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