KORG が volca シリーズの新機種で FM 音源を搭載した デジタルシンセ volca fm を発表していました。
2016年3月下旬発売予定で、市場予想価格は13,000円前後。
FM (Frequency Modulation=周波数変調)音源方式というと、1983年の YAMAHA DX 7 の衝撃的な登場を始め、DX/TX/SY/TG シリーズや PC 用音源チップ (OPxシリーズ) などに採用され、デジタルシンセの代表的音源方式として幅広く知られていますが、volca fm は3ボイスながら6オペレーター、32アルゴリズム構成で、KORG と関連会社である YAMAHA との関係から、内部的には DX シリーズのサウンドを完全再現しているようです。
volca fm を2台シンク接続することで、パラメーターをエクスポートしてクローン化が可能なほか、従来通り volca シリーズや SYNC/MIDI 端子対応機器との連携や制御が可能です。
FM 音源のエディットパラメーターとアルゴリズムをリストにしたチートシートが標準で付属します。
当時経営状態が芳しくなく、YAMAHA との資本提携で供給された 4オペレーター8アルゴリズムの FM 音源チップが採用されていました。
機能面では正弦波以外の波形やデジタルエフェクトが追加されていたり、操作面では難解な FM 音源のパラメーターのエディットがしやすいように独自の工夫がしてあり、volca fm にもその精神やノウハウは受け継がれているかもしれません。
[関連サイト]
KORG
KORG - volca fm
楽天で KORG volca fm を探す
2016年3月下旬発売予定で、市場予想価格は13,000円前後。
FM (Frequency Modulation=周波数変調)音源方式というと、1983年の YAMAHA DX 7 の衝撃的な登場を始め、DX/TX/SY/TG シリーズや PC 用音源チップ (OPxシリーズ) などに採用され、デジタルシンセの代表的音源方式として幅広く知られていますが、volca fm は3ボイスながら6オペレーター、32アルゴリズム構成で、KORG と関連会社である YAMAHA との関係から、内部的には DX シリーズのサウンドを完全再現しているようです。
主な特徴
- 3 ボイスポリフォニックの FM 音源デジタルシンセサイザー
- 6 オペレーター、32 アルゴリズムによる DX 7 との完全な互換性
- YAMAHA DX 7 の SYS-EX/SYX データを読み込み可能
- 最大プログラム数 32音色
- FM のサウンドエディットを容易にする MODULATOR、CARRIER ノブ
- コーラスエフェクトを搭載
- オートメーション可能な16 ステップ×16パターンのシーケンサー
- 複雑なパターンを作り出す WARP ACTIVE STEP、ARPEGGIATOR、PATTERN CHAIN
- volca シリーズ初のアルペジエイター機能
- 2 台のvolca fm をシンク接続してデータを完全クローン化可能
- 単三電池6本駆動、内蔵スピーカー内蔵でどこでも使えるコンパクトサイズ
- ヘッドフォン出力、MIDI IN 端子、SYNC IN 端子、SYNC OUT 端子
- FM エディットパラメータ/アルゴリズムリスト、シンクケーブルが付属
- 別売りアクセサリー AC アダプター (KA350)
volca fm を2台シンク接続することで、パラメーターをエクスポートしてクローン化が可能なほか、従来通り volca シリーズや SYNC/MIDI 端子対応機器との連携や制御が可能です。
FM 音源のエディットパラメーターとアルゴリズムをリストにしたチートシートが標準で付属します。
公式デモ
KORG の FM 音源シンセの今昔
KORG が FM 音源のシンセをリリースするのは今回が初めてではなく、1986年に DS-8、1987年に 707 がリリースされていたりします。当時経営状態が芳しくなく、YAMAHA との資本提携で供給された 4オペレーター8アルゴリズムの FM 音源チップが採用されていました。
機能面では正弦波以外の波形やデジタルエフェクトが追加されていたり、操作面では難解な FM 音源のパラメーターのエディットがしやすいように独自の工夫がしてあり、volca fm にもその精神やノウハウは受け継がれているかもしれません。
[関連サイト]
KORG
KORG - volca fm
楽天で KORG volca fm を探す