KORG がグルーヴリズムマシン ELECTRIBE・R (ER-1) を iPhone アプリで再現した iELECTRIBE for iPhone をリリースしていました。
App Store 価格は2,400円、2015年9月30まで発売記念価格1,200円。
iOS 8 以降の iPhone/iPod touch/iPad に対応。
iPad の場合は互換の2倍表示が可能です。
ELECTRIBE・R (ER-1) は KORG が 1999年にリリースしたリズムマシンで、アナログモデリングと PCM のシンセ機能を内蔵したステップ形式のパターンシーケンサーです。
同じシリーズとしてアナログシンセバージョンの ELECTRIBE・A (EA-1) が同時リリースされていました。
リズムパート数は8パートで、アナログモデリング(4パート)と PCM サンプル(4パート)を利用したシンセ音源によって構成されています。
エフェクトにはディレイのほか、2つのパートを掛け合わせるリングモジュレーションが装備されていました。
シーケンスの構成は最大64ステップのパターンを複数作成して、ひとつのソングを作成するオーソドックスな形式に加え、ELECTRIBE シリーズの特徴のひとつで、ノブの操作をリアルタイムに記録してパラメータの変化を再生するモーションシーケンス機能を備えていました。
2000年にはサンプラーバージョンの ELECTRIBE・S (ES-1)、2001年には ER-1 と EA-1 を統合した ELECTRIBE・M (EM-1) がリリースされています。
その後2003年~2004年には、後継機種として改良版の ER-1 mkII、EA-1 mkII、ES-1 mkII、真空管アンプを搭載した進化版の EMX-1、ESX-1 がリリースされました。
同シリーズは非常に根強い人気があり、発売後かなり時間が経ってから YouTube の普及と共にアップされたビートメイキング動画(トラックをリアルタイムにビルドアップしていくパフォーマンス)が注目され大きな反響を呼びました。
その結果、KORG は2008年に予定していた EMX-1/ESX-1 の生産終了を延期、さらに2010年には、外部メディア保存用として SD カードスロットを内蔵したマイナーチェンジバージョンをリリースするに至りました。
2010年に iPad アプリ版の iELECTRIBE for iPad が登場、2014年末には最新テクノロジーで一新された electribe / electribe sampler がリリースされたのは記憶に新しいところです。
ER-1 に比べてプリセット数やエフェクトやモジュレーション関連など強化されているところがありますが、逆に iELECTRIBE for iPad と同様にソング機能は除かれています。
パネル左上の「SHIFT」ボタンを押すと、ボタンに割り振られたいくつかの機能が切り替わります。
パネル左上の「MENU」ボタンをタップすると画面上段にメニューバーが表示されます。
左の項目から、パターンロード/セーブ、設定、iCloud バックアップ、パターンエクスポート、WIST、アプリ情報となっています。
パターンデータのロード/セーブを行う画面では、iELECTRIBE for iPhone 専用に作られた最新プリセット 64個のほか、ER-1 プリセット 192個、ジャンル別テンプレートパターン 32個、ユーザーパターン 128個が用意されています。
この画面はメインパネルの LED ディスプレイ部分をタップして直接呼び出すこともできます。
設定画面では、マスターテンポ、スウィングレート、パターン小節数、最大ステップ数、ノブのドラッグモード(リニア、ロータリー)、パターンチェンジグリッド、テンポロック、バックグラウンドオーディオなどアプリの基本動作の設定項目があります。
テンポロックとバックグラウンドオーディオの項目は下に隠れて見えませんが、スクロールさせると出てきます。
オーディオエクスポートの画面では、パターンを 16bit/44.1kHz の WAV 形式で書き出して、iTunes の App ファイル共有から読み出すことができます。
iCloud バックアップ画面では、iOS が自動で定期的に行うシステム全体の最新バックアップとは別に、任意のタイミングで複数のバックアップを iCloud にセーブ/ロードすることができます。
iPhone の画面に収めるのにかなり苦労されたのではないかと思われますが、iPhone 5s の画面で操作するのはオッサンには少々ツライものがありますw
(iPhone 6/6 Plus の人の使用感も聞いてみたい)
iPad では2倍表示で使えるので使い勝手は格段に向上しますね。
R が出たということは次は ELECTRIBE・A (EA-1) for iPhone でしょうか…
[関連サイト]
KORG
iELECTRIBE for iPhone
KORG iELECTRIBE for iPhone
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2015/09/03 (Ver.1.0.1)
価格: 2,400円 (2015年9月30まで発売記念価格: 1,200円)
KORG iELECTRIBE for iPad
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2014/10/06 (Ver.1.6.3)
価格: 2,400円
Audiobus
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2015/08/03 (Ver.2.1.17)
価格: 600円 (Multi-Routing 機能はアプリ内ストア600円)
App Store 価格は2,400円、2015年9月30まで発売記念価格1,200円。
iOS 8 以降の iPhone/iPod touch/iPad に対応。
iPad の場合は互換の2倍表示が可能です。
オリジナル ELECTRIBE・R (ER-1) について
ELECTRIBE・R (ER-1) は KORG が 1999年にリリースしたリズムマシンで、アナログモデリングと PCM のシンセ機能を内蔵したステップ形式のパターンシーケンサーです。
同じシリーズとしてアナログシンセバージョンの ELECTRIBE・A (EA-1) が同時リリースされていました。
リズムパート数は8パートで、アナログモデリング(4パート)と PCM サンプル(4パート)を利用したシンセ音源によって構成されています。
エフェクトにはディレイのほか、2つのパートを掛け合わせるリングモジュレーションが装備されていました。
シーケンスの構成は最大64ステップのパターンを複数作成して、ひとつのソングを作成するオーソドックスな形式に加え、ELECTRIBE シリーズの特徴のひとつで、ノブの操作をリアルタイムに記録してパラメータの変化を再生するモーションシーケンス機能を備えていました。
2000年にはサンプラーバージョンの ELECTRIBE・S (ES-1)、2001年には ER-1 と EA-1 を統合した ELECTRIBE・M (EM-1) がリリースされています。
その後2003年~2004年には、後継機種として改良版の ER-1 mkII、EA-1 mkII、ES-1 mkII、真空管アンプを搭載した進化版の EMX-1、ESX-1 がリリースされました。
同シリーズは非常に根強い人気があり、発売後かなり時間が経ってから YouTube の普及と共にアップされたビートメイキング動画(トラックをリアルタイムにビルドアップしていくパフォーマンス)が注目され大きな反響を呼びました。
その結果、KORG は2008年に予定していた EMX-1/ESX-1 の生産終了を延期、さらに2010年には、外部メディア保存用として SD カードスロットを内蔵したマイナーチェンジバージョンをリリースするに至りました。
2010年に iPad アプリ版の iELECTRIBE for iPad が登場、2014年末には最新テクノロジーで一新された electribe / electribe sampler がリリースされたのは記憶に新しいところです。
主な特徴
ER-1 に比べてプリセット数やエフェクトやモジュレーション関連など強化されているところがありますが、逆に iELECTRIBE for iPad と同様にソング機能は除かれています。
- アナログモデリング・シンセサイザー+PCMサンプル(内蔵PCM 16種類)
- プリセットパターン数 288
(最新64個、ER-1 プリセット192個、ジャンル別テンプレート32個) - ユーザーパターン数 128 (32×4バンク)
- 8パート(パーカッションシンセ4パート+PCMシンセ 4パート)
- テンポ 20~600BPM、タップテンポ、スウィング対応
- ステップ最大数 64、パターン最大数416 (パターンセット機能対応)
- 8パート全パラメーターのモーションシーケンス対応
- ELECTRIBE・R (ER-1) のリングモジュレーション機能
- ELECTRIBE・R mkII (ER-2) のクロスモジュレーション機能
- ランダマイザーでビートを再構築する BEAT FLUTTER 機能
- マスターエフェクト1系統、8種類のエフェクト
(ショートディレイ、シンクディレイ、グレインシフター、リバーブ、コーラス/フランジャー、フィルター、トーキングモジュレーター、デシメーター) - フルスクラッチに便利な INIT ボタンを追加搭載
- パターンのオーディオエクスポート機能(16bit/44.1kHz ステレオWAV形式)
- WIST (Wireless Sync-Start Technology) 対応
- 外部 USB-MIDI 機器によるコントロール対応 (要 Lightning-USB アダプタ)
- Inter-App Audio、 Audiobus、Virtual MIDI 対応
- iCloud バックアップ対応
パネル左上の「SHIFT」ボタンを押すと、ボタンに割り振られたいくつかの機能が切り替わります。
メニュー画面
パネル左上の「MENU」ボタンをタップすると画面上段にメニューバーが表示されます。
左の項目から、パターンロード/セーブ、設定、iCloud バックアップ、パターンエクスポート、WIST、アプリ情報となっています。
パターンデータのロード/セーブを行う画面では、iELECTRIBE for iPhone 専用に作られた最新プリセット 64個のほか、ER-1 プリセット 192個、ジャンル別テンプレートパターン 32個、ユーザーパターン 128個が用意されています。
この画面はメインパネルの LED ディスプレイ部分をタップして直接呼び出すこともできます。
設定画面では、マスターテンポ、スウィングレート、パターン小節数、最大ステップ数、ノブのドラッグモード(リニア、ロータリー)、パターンチェンジグリッド、テンポロック、バックグラウンドオーディオなどアプリの基本動作の設定項目があります。
テンポロックとバックグラウンドオーディオの項目は下に隠れて見えませんが、スクロールさせると出てきます。
オーディオエクスポートの画面では、パターンを 16bit/44.1kHz の WAV 形式で書き出して、iTunes の App ファイル共有から読み出すことができます。
iCloud バックアップ画面では、iOS が自動で定期的に行うシステム全体の最新バックアップとは別に、任意のタイミングで複数のバックアップを iCloud にセーブ/ロードすることができます。
公式デモ
iPhone の画面に収めるのにかなり苦労されたのではないかと思われますが、iPhone 5s の画面で操作するのはオッサンには少々ツライものがありますw
(iPhone 6/6 Plus の人の使用感も聞いてみたい)
iPad では2倍表示で使えるので使い勝手は格段に向上しますね。
R が出たということは次は ELECTRIBE・A (EA-1) for iPhone でしょうか…
[関連サイト]
KORG
iELECTRIBE for iPhone
KORG iELECTRIBE for iPhone
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2015/09/03 (Ver.1.0.1)
価格: 2,400円 (2015年9月30まで発売記念価格: 1,200円)
KORG iELECTRIBE for iPad
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2014/10/06 (Ver.1.6.3)
価格: 2,400円
Audiobus
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2015/08/03 (Ver.2.1.17)
価格: 600円 (Multi-Routing 機能はアプリ内ストア600円)
KORG electribe sampler ELECTRIBE2S
- 出版社/メーカー: KORG
- メディア: エレクトロニクス