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Channel: 音楽方丈記
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15種類の個性派シンセが使えるモバイル音楽制作スタジオアプリ KORG Gadget for iPad

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KORG が iPad 専用のオールインワン・モバイル音楽制作アプリ KORG Gadget for iPad をリリースしていました。

現時点では korg.co.jp のほうには製品情報は掲載されておらず、インターナショナルサイトの korg.com のほうに日本語の製品情報ページが開設されています。

iOS 7 以降の iPad に対応。
価格は通常3,900円で、2014/02/23まで発売記念価格で2,900円になっています。



ガジェットと呼ばれる個性豊かな15種類のシンセサイザーとドラムマシン、ミキサーとトラックシーケンサーがセットになったオールインワンの制作環境です。



メイン画面



 片手で使用する場面も考慮して iPad を縦にして使うレイアウトが採用され、上半分には曲作りを担当するシーケンサー、下半分には音作りを担当するガジェットとミキサーが配置されています。
 ミキサースロットに追加できるガジェットには台数制限がなく、CPU が許す限りいくつでも追加が可能になっています。(iPad Air で20台程度まで追加可能とのこと)

 シーケンサーのトラックの並びは下のミキサーと連動していて、横軸がガジェットのトラック(チャンネル)、縦軸にシーケンスパターン(4小節分)が並ぶ配置になっています。
 時間軸は下向きで曲がパターン単位で進むごとにどんどん下へ再生カーソルが移動します。



 また、シーケンサーの左端のパターン再生ボタンを押すことで、選択したパターンをループ再生させることができます。
 再生中に別のパターンを選んだ場合は、最後まで再生されてから次のパターンにつながります。



 ミキサーはシンプルで、各トラックのボリュームレベル、パン、リバーブのセンド調整、ミュートとソロのボタンが配置されています。

 マスター出力は一番で、リバーブの ON/OFF とリバーブタイム、リミッターの ON/OFF とリミッターデプス、マスターボリュームレベルのスライダーが配置されます。

パターン編集画面



 シーケンサーの各パターンをタップするとパターンの個別編集画面に切り替わり、画面上半分に4小節分のピアノロール形式のパターンシーケンスグリッド、下半分にガジェットのパネルが表示されます。

 編集は録音ボタンを押してガジェットの鍵盤やボタンを弾いてレコーディングするリアルタイム入力と、パターングリッド上を直接タップして入力するステップ入力の両方に対応しています。

 リアルタイム入力では、画面下のクォンタイズボタンを ON にすると、グリッドにあわせて自動的にクォンタイズがかかります。

 また、ステップ入力はリアルタイムレコーディング中も可能で、ガジェットを弾きつつグリッド上のノートバーを編集可能です。
 グリッド上に記録されたノートバーは、タップで削除、ドラッグで移動やゲートタイムの調整ができます。

 シンセパラメータのオートメーションにも対応していて、レコーディング中に動かしたノブの値を記録してパターン再生と連動して再生できます。
 パターングリッドの下部分にベロシティとシンセパラメータのオートメーションが表示されます。

15種類の個性的なガジェット

15種類あるガジェットにはそれぞれ世界各地の都市の名前が付けられ、その都市のダンスミュージックシーンにインスパイアされた特徴的なサウンドを生成する音源をもつシンセサイザーやドラムマシンがラインナップされています。
(各ガジェットの名前部分をクリックするとパネルが拡大表示されます)
  • London - Hypersonic PCM Drum Module
  • Marseille - Poluphonic PCM Synthesizer
  • Chocago - Tube Bass Machine
  • Berlin - Monophonic Synchronized Synthesizer
  • Wolfsburg - Hybrid Polyphonic Synthesizer
  • Kingston - Polyphonic Chop Synthesizer
  • Tokyo - Analog Percussion Synthesizer
  • Phoenix - Polyphonic Analogue Synthesizer
  • Kiev - Advanced Spatial Digital Synthesizer
  • Amsterdam - PCM SFX Boombox
  • Chiangmai - Variable Phase Modulation Synthesizer
  • Dublin - Monophonic Semi-Modular Synthesizer
  • Helsinki - Polyphonic Ambient Synthesizer
  • Miami - Monophonic Wobble Synthesizer
  • Brussels - Monophonic Anthem Synthesizer

 パターン編集画面の下半分に表示されるガジェットの右下にある GADGET ボタンをタップすると、下のようなガジェットの選択画面が表示されます。
 ガジェット画像とともに、音源のカテゴリーと特徴を簡潔に述べた説明文が表示されます。





その他の機能

 同社の他のアプリと同様に、音楽アプリ間のオーディオデータコピー AudioCopy、ワイヤレス同期の WIST、SNS (SoundCloud、Facebook、Twitter) への楽曲公開にも対応しています。

 また、アプリ内からアクセスできる KORG Gadget ユーザー同士が集う共有サービス GadgetCloud では、制作した楽曲を公開してランキングやコンテストに参加が可能になります。

 Core MIDI にも対応しているので、カメラ接続キットを使って USB 経由で外部の MIDI キーボードからガジェットの演奏が可能です。

公式デモ


[ここに YouTube プレイヤーが表示されます]
http://www.youtube.com/watch?v=s0e22pcAHU0
http://www.youtube.com/watch?v=41QVTMjruok




いろんな音源方式がそろってるのが魅力的。
でもパネルのユーザーインターフェイスが個性的過ぎて一瞬どこを触っていいか戸惑ってしまいますw
(慣れればどうってことないとは思いますが…)

あと、一般的にシーケンサーというとトラックが縦で時間軸が横になってるものが多いですが、逆になってるのは斬新?
パターンでくみ上げるタイプはこの方式が意外と向いてるのかも。

2月23日まで1000円引きなので、興味がある人はお早めに。


[関連サイト]
 KORG
 KORG Gadget


iTunes App Store からダウンロード KORG Gadget for iPad
カテゴリー: ミュージック
リリース: 2014/01/23 (Ver.1.0.1)
価格: 3,900円 (2014/02/23まで期間限定 2,900円)


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