先月初めの記事でも書いたように、KORG の輸入部門 KID で電子工作ガジェットメーカー littleBits の取り扱いが正式に開始されることが発表されましたが、既存の The Exploration Kit シリーズ3種類に加えて、今回新たに littleBits と KORG のコラボレーションによる新製品 Synth Kit がリリースされることが発表されました。
Synth Kit のパッケージ © littleBits
発売は Synth Kit、Exploration Kit ともに2013年12月中旬が予定されています。
価格はオープンプライスで、KORG オンラインショップでは Synth Kit が 16,000円、Exploration Base Kit が 11,000円、Exploration Premium Kit が 16,000円、Exploration Deluxe Kit が 21,000円で発売予定。
Synth Kit のモジュール連結例 © littleBits
Synth Kit は12個の Bits モジュールで構成されたセットで、各モジュールの端に装着されている磁石のジョイントをつなぎ合わせて、アナログ・モジュラー・シンセサイザーを組み立てることができます。
モジュールの種類は、Power (9V電源供給モジュール)、Oscillator (×2個)、Rondom、Keybaord、Micro Sequencer、Envelope、Filter、Delay、Split、Synth Speaker の11種類があり、モジュールの一部は KORG のアナログシンセで使用されていた回路をベースに開発されています。
また、Synth Kit を複数使用したり、Exploration Kit など他のモジュールを使用し工夫することで、より複雑な回路を構築することも可能になっています。
» 付属品
© littleBits
» Oscillator (×2個)
アナログシンセ波形を出力するモジュールで、方形波 (square) とノコギリ波 (saw) の切り替え、チューン (tune) とピッチ (pitch) の調整ができます。
© littleBits
» Random
ホワイトノイズを出力する noise モード、ランダムな電圧信号を出力する random voltage モードが使用できます。
© littleBits
» Keyboard
1オクターブ計13個の音程スイッチとオクターブ切り替えスイッチでメロディを弾くことができる鍵盤です。
© littleBits
» Micro Sequencer
4つのノブのポジションで決められた電圧をステップごとに順番に出力するアナログパターンシーケンサーです。
© littleBits
» Envelope
出力がトリガーされた時のサウンドの立ち上がりの時間 (attack)と持続時間 (decay)を調整できるエンベロープジェネレーターです。
© littleBits
» Filter
入力されたサウンドのカット周波数 (cutoff) と強調度合 (peak) を調整して音色に変化を与えるフィルターモジュールです。
KORG MS-20 後期型と同じフィルター回路が採用されています。
© littleBits
» Delay
ディレイタイム (time) とフィードバック (feedback) が調整できるシンプルなエコーディレイです。
© littleBits
» Mix
2つの入力をレベル調整して1つにミックスできるモジュールです。
© littleBits
» Split
1の入力を2つに出力分岐するモジュールです。
© littleBits
» Synth Speaker
ボリューム調整機能付きのモノラルスピーカーです。ライン出力用のミニジャック端子も備えています。
© littleBits
モジュールは、Power、Light Sensor、Button、Dimmer、Wire (×2)、DC Motor、Buzzer、Bargraph、Bright Led で構成されていて、組み合わせ15 万種類以上にもおよぶ回路を作ることができます。
» 付属品
© littleBits
ライトセンサーは明るくなるほど信号を多く出力する「ライトモード」と暗くなるほど信号を多く出力する「ダークモード」が選択でき、バーグラフなどをコントロールできます。
© littleBits
モジュールは、Power、Slide Dimmer、Roller Switch、Pulse、Pressure Sensor、Sound Trigger、Branch、Wire (×2)、Fan、Long Led (×2)、Vibration Motor、Servo で構成されていて、組み合わせ60 万種類以上にもおよぶ回路を作ることができます。
» 付属品
© littleBits
スライダーディマーでサーボモーターをコントロールして、ロボットアームやヘリコプターなどが作成できます。
© littleBits
モジュールは、Power、Slide Dimmer、Buton、Pulse、Sound Trigger、Timeout、Wire (×4)、Fork、Inverter、Latch、DC Motor、Buzzer、Rgb Led、Servo、Light Wire で構成されていて、組み合わせ100 万種類以上にもおよぶ回路を作ることができます。
» 付属品
© littleBits
手拍子に合わせて LED を点灯させるサウンドトリガーや、音がなくなるとライトワイヤーに信号を送るインバーターなどを使って、光るパーティシューズ、スイミングシャーク、ホンキートライシクルなとが作成できます。
各 Bits モジュールの回路はオープンソースですべて回路図が公開されているので、電気回路の工作知識のある人なら好きなようにカスタマイズすることも可能です。
てっきり Exploration Kit シリーズだけかと思っていたら、まさかこんな隠し玉があったとは! 意表を突かれました。
機能を極限まで絞り込みながらも、オシレーターが2つ付いてたり、フィルターが MS-20 タイプだったり、さらにディレイまで付いてたりするところも◎。
この冬は親子でアナログシンセの基礎を学びながら作って遊んでみては?
[関連サイト]
LittleBits
LittleBits (jp)
KORG
KID(KORG Import Division)
KORG オンラインショップ
Synth Kit のパッケージ © littleBits
発売は Synth Kit、Exploration Kit ともに2013年12月中旬が予定されています。
価格はオープンプライスで、KORG オンラインショップでは Synth Kit が 16,000円、Exploration Base Kit が 11,000円、Exploration Premium Kit が 16,000円、Exploration Deluxe Kit が 21,000円で発売予定。
Synth Kit のモジュール連結例 © littleBits
Synth Kit は12個の Bits モジュールで構成されたセットで、各モジュールの端に装着されている磁石のジョイントをつなぎ合わせて、アナログ・モジュラー・シンセサイザーを組み立てることができます。
モジュールの種類は、Power (9V電源供給モジュール)、Oscillator (×2個)、Rondom、Keybaord、Micro Sequencer、Envelope、Filter、Delay、Split、Synth Speaker の11種類があり、モジュールの一部は KORG のアナログシンセで使用されていた回路をベースに開発されています。
また、Synth Kit を複数使用したり、Exploration Kit など他のモジュールを使用し工夫することで、より複雑な回路を構築することも可能になっています。
» 付属品
- 9V 乾電池、電源用ケーブル(電池と Power モジュールの接続用)
- 演奏用トレイにも使用できるパッケージコンテナ
- 回路組み立ての手順を解説した36ページのプロジェクト・ブックレット
- 音に関する科学的な解説やシンセサイザーの歴史を収録
- littleBits のエンジニア、設計者によるモジュラー構築例 10種類を収録
- モジュラー構築の参考になる回路アイディア例 8種類を収録
Synth Kit 独自モジュール一覧
© littleBits
» Oscillator (×2個)
アナログシンセ波形を出力するモジュールで、方形波 (square) とノコギリ波 (saw) の切り替え、チューン (tune) とピッチ (pitch) の調整ができます。
© littleBits
» Random
ホワイトノイズを出力する noise モード、ランダムな電圧信号を出力する random voltage モードが使用できます。
© littleBits
» Keyboard
1オクターブ計13個の音程スイッチとオクターブ切り替えスイッチでメロディを弾くことができる鍵盤です。
© littleBits
» Micro Sequencer
4つのノブのポジションで決められた電圧をステップごとに順番に出力するアナログパターンシーケンサーです。
© littleBits
» Envelope
出力がトリガーされた時のサウンドの立ち上がりの時間 (attack)と持続時間 (decay)を調整できるエンベロープジェネレーターです。
© littleBits
» Filter
入力されたサウンドのカット周波数 (cutoff) と強調度合 (peak) を調整して音色に変化を与えるフィルターモジュールです。
KORG MS-20 後期型と同じフィルター回路が採用されています。
© littleBits
» Delay
ディレイタイム (time) とフィードバック (feedback) が調整できるシンプルなエコーディレイです。
© littleBits
» Mix
2つの入力をレベル調整して1つにミックスできるモジュールです。
© littleBits
» Split
1の入力を2つに出力分岐するモジュールです。
© littleBits
» Synth Speaker
ボリューム調整機能付きのモノラルスピーカーです。ライン出力用のミニジャック端子も備えています。
公式デモ
[ここに YouTube プレイヤーが表示されます]
http://www.youtube.com/watch?v=vDxz8bpqOMU
http://www.youtube.com/watch?v=Np1mzYa6ZzY
http://www.youtube.com/watch?v=fDCtb_q1TKA
http://www.youtube.com/watch?v=bhr6tPZJDxQ
http://www.youtube.com/watch?v=XW6pBOaYQQ8
http://www.youtube.com/watch?v=dr212Ydstgs
http://www.youtube.com/watch?v=Q5TqWr7YGCs
http://www.youtube.com/watch?v=1yi1Q5jbSQ0
http://www.youtube.com/watch?v=Bolq2txmFjc
http://www.youtube.com/watch?v=outKniDoh_E
http://www.youtube.com/watch?v=Q83mR_Q3uQY
http://www.youtube.com/watch?v=vDxz8bpqOMU
http://www.youtube.com/watch?v=Np1mzYa6ZzY
http://www.youtube.com/watch?v=fDCtb_q1TKA
http://www.youtube.com/watch?v=bhr6tPZJDxQ
http://www.youtube.com/watch?v=XW6pBOaYQQ8
http://www.youtube.com/watch?v=dr212Ydstgs
http://www.youtube.com/watch?v=Q5TqWr7YGCs
http://www.youtube.com/watch?v=1yi1Q5jbSQ0
http://www.youtube.com/watch?v=Bolq2txmFjc
http://www.youtube.com/watch?v=outKniDoh_E
http://www.youtube.com/watch?v=Q83mR_Q3uQY
The Exploration シリーズ Base Kit
10種類の Bits モジュールがセットになった基本キットです。© littleBits
モジュールは、Power、Light Sensor、Button、Dimmer、Wire (×2)、DC Motor、Buzzer、Bargraph、Bright Led で構成されていて、組み合わせ15 万種類以上にもおよぶ回路を作ることができます。
» 付属品
- 9V 乾電池、電源用ケーブル(電池と Power モジュールの接続用)
- DC モーターに接続して使えるモーターメイト
- スクリュードライバー
- 20 ページ以上のブックレット(5種類の回路例、8種類の応用例)
© littleBits
ライトセンサーは明るくなるほど信号を多く出力する「ライトモード」と暗くなるほど信号を多く出力する「ダークモード」が選択でき、バーグラフなどをコントロールできます。
The Exploration シリーズ Premium Kit
14種類の Bits モジュールがセットになったキットです。© littleBits
モジュールは、Power、Slide Dimmer、Roller Switch、Pulse、Pressure Sensor、Sound Trigger、Branch、Wire (×2)、Fan、Long Led (×2)、Vibration Motor、Servo で構成されていて、組み合わせ60 万種類以上にもおよぶ回路を作ることができます。
» 付属品
- 9V 乾電池、電源用ケーブル(電池と Power モジュールの接続用)
- Servo に接続して使える Servo Accessories
- Vibration Motor に接続して使える Vibe Snap
- スクリュードライバー
- 30 ページ以上のブックレット(7種類の回路例、10種類の応用例)
© littleBits
スライダーディマーでサーボモーターをコントロールして、ロボットアームやヘリコプターなどが作成できます。
The Exploration シリーズ Deluxe Kit
18種類の Bits モジュールがセットになった豪華キットです。© littleBits
モジュールは、Power、Slide Dimmer、Buton、Pulse、Sound Trigger、Timeout、Wire (×4)、Fork、Inverter、Latch、DC Motor、Buzzer、Rgb Led、Servo、Light Wire で構成されていて、組み合わせ100 万種類以上にもおよぶ回路を作ることができます。
» 付属品
- 9V 乾電池、電源用ケーブル(電池と Power モジュールの接続用)
- DC モーターに接続して使えるモーターメイト
- Servo に接続して使える Servo Accessories
- スクリュードライバー
- 30 ページ以上のブックレット(12種類の回路例、15種類の応用例)
© littleBits
手拍子に合わせて LED を点灯させるサウンドトリガーや、音がなくなるとライトワイヤーに信号を送るインバーターなどを使って、光るパーティシューズ、スイミングシャーク、ホンキートライシクルなとが作成できます。
各 Bits モジュールの回路はオープンソースですべて回路図が公開されているので、電気回路の工作知識のある人なら好きなようにカスタマイズすることも可能です。
[ここに YouTube プレイヤーが表示されます]
http://www.youtube.com/watch?v=Z3LAIGqw12w
http://www.youtube.com/watch?v=FPHj2H1C8JE
http://www.youtube.com/watch?v=yEWOk-5qWRk
http://www.youtube.com/watch?v=Z3LAIGqw12w
http://www.youtube.com/watch?v=FPHj2H1C8JE
http://www.youtube.com/watch?v=yEWOk-5qWRk
てっきり Exploration Kit シリーズだけかと思っていたら、まさかこんな隠し玉があったとは! 意表を突かれました。
機能を極限まで絞り込みながらも、オシレーターが2つ付いてたり、フィルターが MS-20 タイプだったり、さらにディレイまで付いてたりするところも◎。
この冬は親子でアナログシンセの基礎を学びながら作って遊んでみては?
[関連サイト]
LittleBits
LittleBits (jp)
KORG
KID(KORG Import Division)
KORG オンラインショップ